屋外でも防災グッズを持ち歩く

携帯用防災グッズ

震災が発生した時に家に居るとは限らない

主に大震災が発生した際を想定して準備しておくのが防災グッズです。
中身は非常食や、避難生活を想定しての簡易的な日常品が主になります。

ふと考えて見ると、必ずしも皆が自宅に居る際に大震災が発生するとは思えません。
地震が昼に来るのか、夕方に来るのか、又は深夜寝ている間に来るのかはあらかじめ想定出来ない部分になります。

ちなみに阪神淡路大震災の時は朝方、東日本大震災の時は夕方15時過ぎ、熊本地震の時は夜21時過ぎとなっています。
私が生まれてから起きた主な震災を並べてみてもこれだけ発生時間にばらつきがあると言う事です。

この三つの大震災だけを見た場合、大多数の人が自宅に居たと思われる時間帯に起きた物は阪神淡路大震災と熊本地震の二つになるんではないでしょうか。
3.11の東日本大震災は学校や職場に居た人が多かったんではないでしょうか。

自宅とは別に防災グッズを持ち歩く

上記の事を加味すると、せっかく事前に防災グッズを準備し自宅に置いておいても、状況によってはまったく活用出来ない可能性もあると言う事です。
揺れが収まった後で一度自宅に帰る事が出来れば、その段階で持ち出す事は可能だと思いますが、発生当初から活躍するとは言い難いですね。

最新の防災に基づく考えでは、自宅とは別に普段から携帯する防災グッズも準備しておこうと言う物があります。
必要最小限の物でも、毎日使っている鞄の中に入れておけば、例え屋外で地震に遭遇してもそのまま活用できると言う考えですね。

携帯用防災グッズの中身は

出来れば常に鞄の中に入れおきたいアイテムとして、ネックになるのはその内容量になります。
極端な話、重量や大きさなど制限を設けなければ多くの防災グッズを入れておきたいと大多数の人は思うでしょう。

そこは現実問題で、普段の生活も含めて考えるとある程度コンパクトな物=スペースを取らない有用性のある物を数点携帯しておく方が望ましいと思います。

携帯用防災グッズの代表的な物は、

  • ビニール袋
  • タオルor手ぬぐい
  • ミニ懐中電灯
  • ポケットティッシュ
  • ウェットティッシュ

これらが挙げられます。
どれも持っていれば活用出来る機会はありますが、持っていないと不便な状況に陥る事が想定される物ばかりです。

先ほども書いた通り、コンパクトにまとめて鞄の底に忍ばせておくような認識が必要になるので、一つ一つのアイテムは程よい大きさの物をチョイスしましょう。

例えばミニ懐中電灯は代わりにサイリウムを持ち歩いても良いと思いますし、ポケットティッシュは駅前で配られている物を1個2個鞄に入れておくでも良いと思います。
重要なのは「持ち歩いている」と言う所ですね。

その他追加で用意しておくと更に良いとされる物が、

  • 簡易トイレ
  • 合羽
  • 携帯用充電器

これらのアイテムになります。

簡易トイレは一見すると必要ないようにも見られますが、有事の際は持っているに越した事は無いでしょう。
合羽は雨が降って来た時だけでなく、暖を取る際にも活用出来ます。

女性の方であれば割と普段から携帯の充電器を持ち歩いている人を多く見ますが、普段使用している物がなくてもコンビニで売っている非常用の充電器でも良いので入れておくと良いと思います。
緊急に連絡を取る際に充電が終わってしまっていて使えないと言う事を避けるためですね。

最初に水分の確保を

自宅ではない所で震災に遭遇した場合、先ず身の危険を回避する事が必要です。
その後揺れが収まり、あたりの状況を把握できたら最初に水分を確保しておきましょう。

近くの自販機でペットボトルの水を2本程購入するのでも良いし、水筒を持っている方は会社等で水を補充しておくのも良いと思います。
その後避難すると体力も使うので、早い段階で喉の渇きを覚えると思います。

その時になって水分の確保が難しい事がないよう、あらかじめ水分の確保は注力するようにしましょう。

以上が一般的に言われている携帯型防災グッズの中身になります。
これ以外に、自分独自の必須アイテムやアイデアがあれば、率先して盛り込んでみるのも良いと思います。

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