バングラディッシュのダッカテロ事件で日本人犠牲者7人
親日国であるバングラデシュで起きたテロ事件は、大変驚かさせる事件でした。
現在の世界情勢を考えた場合、地球上に安全な場所は無いと言わざるを得ません。
近年のテロ活動はインターネットを巧みに利用し、その事件背景すら変えながら広まっていると感じられます。
過去のテロ事件は、共通した政治的な目的意識が背景にあり、共感した者同士が意思表現の為に行われる事がほとんどでした。しかし、現在のテロ事件を考えた場合、目的が殺人であり、その背景に共通するものがほとんど感じられません。
つまり、共通する目的意識は後付けのようなもので、不平不満を持つ人間を募り、洗脳紛いの手法で、一般人をテロリストに変貌させているのかも知れません。
もう他人事では済まされない
海外渡航時には、旅行や仕事など目的に関係なく、被害に遭わない為に、また被害に遭った時の対策を身に付けなければなりません。渡航先で被害に遭わない為に、自身の常識を捨てる必要もあるでしょう。
防災対策では「自助」「共助」「公助」と三段階に分けて対策を行わなければならないとされています。テロ事件から自身の命を守る為にも同様の事が考えられます。
仮に「自衛」「共衛」「公衛」とします。
「自衛」は自分で守る、「共衛」は互いに注意喚起して守る、「公衛」は大使館や外務省など国家機関に頼ることです。
災害に限らず、真っ先に求められるのは、自分自身の対策である事に変わりはありません。
自分がテロ事件に遭遇した場合、頼れるのは自分以外に無いことは明白な事実です。
そして、悲惨なテロ事件に遭遇しない為にするべきことは「死にたくない」と真剣に感じることです。それが安全対策の第一歩です。
海外渡航時にするべき安全対策
1.外務省「海外安全ホームページ」で渡航先の治安事情を調べる。
2.渡航を断念する勇気を持つ。
渡航した場合
3.昼夜を問わず、群衆の集まる場所へ近づかない。
4.劇場やレストランなどを利用する場合は、避難経路を事前に確認する。
また、避難経路に最も近い場所(席)を利用する。
5.公共の交通手段(電車やバス)を利用しない。
6.不審者、不審物に安易に近づかない。
また、危険(非日常)の察知に努め、気づいた場合は計画(予定)を中断する。
7.異変に気づいた場合は、避難を何よりも優先させる。
また、現地大使館の場所を正確に把握する。
8.家族や知人との連絡を小まめに行う。
9.現地の休日には、特に強い意識を持つ。
10.事件に遭遇することを前提に行動(計画・予定)する。
そして、安全対策の最後に「悲しまなければならない結果」を付け加えます。
もし、自分自身がテロ事件に巻き込まれ命を失ってしまった時に備え、家族へ対する「思いやり」を必ず準備してください。
以上のことを十分心に留めて、気を付けて海外へ飛び立って下さいね。
参照記事:[海外渡航時の安全対策-バングラデシュテロ事件を受けて-]
http://news.livedoor.com/
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