防災情報の確認は自分の住んでいる地域から
東京都内に関しては、各地域ごとの「総合危険度」と言う物を算出しています。
これは、火災が起きた際に想定しうる危険度と、建物の倒壊にまつわる危険度を想定した上で出されている数値になります。
単純に建物が建てられてから今日まで時間が経っていれば、耐震性と言う意味でも倒壊の可能性は高くなります。
要は建てられてから年月が経っている家屋の方が火災の延焼や倒れる危険度が増すと言う事です。
下記でこの二点について少し書いてみます。
火災危険度とは
震災の際に発生した火事が延焼しやすい危険性が高いかどうかを見る指標です。
主に「火災危険度」と言われています。
家屋の密着度や建築年数等を加味して、冒頭で書いた様な理由を元に算出されます。
俗に言う下町などがコンクリートよりもまだ木造の物件も多いですし、火災となると広がりやすい印象がありますね。
この様に木造建築物が密集している地域は、地震の揺れに伴う火災が広がりやすい傾向にあるので、居住している方は相応の備えを施しておく方が良いと言う事になります。
建物倒壊危険度とは
似たような物で「建物倒壊危険度」の方は、建築年代が古いだけでなく、元々地盤構成等も加味して想定されます。
元は埋立地だった地域に関しては危険視されている場合が多く、要は海抜が低めで砂質の地盤だと揺れに弱いとされています。
結果建物の倒壊確率も上がるので、災害に危険な地域となってしまいますね。
ハザードマップを確認してみる
自分が住んでいる地域の自治体や区が発行しているハザードマップと言う物があります。
これは、「火災危険度」や「建物倒壊危険度」も加味した上で、被害想定区域が載っています。
大きい震災等があった際には主に危険が高いと想定される区域が前もって判別できるので、一読しておく事をお勧めします。
それだけでなく、避難場所や避難経路の情報も載っているので、防災と言う意味ではもとより頭の中に入れておくと良いと思います。
住んでいる地域の過去の災害史を調べてみる
自宅付近の過去の災害史を調べてみるのも有用です。
様々な防災対策はこうした過去の教訓を元に施されている事が多いですから、地域的にどの様な災害の傾向があるのか見て取れるだけでもかなり有用な情報だと言えます。
過去に大きな水害があった地域ならやはりそれを想定した防災グッズを揃えたり、火山が近いと言う場合は又違った防災のノウハウが出てくるはずです。
それらを前もって調査、準備しておくと、防災の確度は上がると言えるでしょう。