防災の準備にも季節が関係する
防災グッズの準備は通年を通して準備しておくべきものですが、その中にも各シーズン毎で多めに用意した方が良い物もあります。
同じく、防災ノウハウの方でも特定の時期には気を付けたい事もあり、特にこれから夏本番が始まる今はより着眼すべき点が沢山あると言えるでしょう。
具体的に「夏の防災」はどう言った点に気を付けるべきか、又、どの様な物を多めに準備しておくのが望ましいか等を見てみたいと思います。
暑さ対策に水分を多めに持っておく
先ず夏と言えば気を付けるべきは暑さ対策です。
ここ数年は熱中症で倒れる人も多く、屋内でもそのまま死に直結するケースがあります。
仮に夏場に大震災が起きて、避難所での生活を余儀なくさせられたら冷房機器は各家庭レベルの物より劣ると考えた方が良いでしょう。
体調を壊す人が出やすい季節とも言えます。
既に常識だと思いますが、熱中症を始めとした暑さ対策には水分の補給が重要です。
脱水症状を起こさない様に水分はこまめに摂取する事を心がけましょう。
防災グッズの中にはペットボトルの水も多めに用意しておきたいところです。
割と重量があるので、有事の際に身軽な行動が取れない様では困りますが、バッグの中にまだ余裕がある場合は2,3本多く入れておいても損はないでしょう。
ちなみにですが熱中症対策には水分と同じく塩分も大事とされています。
最近では飴等でも塩分を多めに含んだ物が売られているので、こちらも水と合わせて用意しておいても良いですね。
衛生面の管理も忘れずに
湿気と温度により食材の足も速いのがこの季節ならではです。
梅雨の終わりから9月ぐらいまではカビも生えやすく、過熱していない食材などは思った以上に早く悪くなるのが特徴です。
非常食に当てはめて考えると、暑さで溶けてしまう菓子類などはこの時期だけ防災グッズに適さないと言えます。
やはり安定して準備しておくべきは缶詰がメインになりますね。
同時に、避難所で出してくれるおにぎりなども油断していると食あたりを起こす可能性もあります。
4月に発生した熊本地震の際にも、避難所で食中毒が出たと言う報道がありましたから、やはり油断はしないようにしましょう。
可能であれば衣類も気を使いたいところです。
汗を多くかく季節なので、アンダーウェア等は少し用意できる事が望ましいと言えるでしょう。
衛生面を保つためにも出来るだけ清潔である事を心がける必要があります。
これも、防災グッズの総量と相談してみて、余裕がある様であれば多めに持っていくことをお勧めします。
一部では2016年の夏はラニーニャ現象により猛暑になると言われています。
もしそんな最中に大きな震災が訪れたらと思うとゾッとしますので、やはり夏専用の防災グッズの準備はしておくべきでしょう。
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