高所恐怖症とは真逆の問題になっている症状
最近若年層に急増しているのが高所平気症です。
その名の通り高い所が平気と感じる症状ですが、一見すると問題にならない気もすると思います。
高い所にストレスを感じる事は人間として当然の反応で、個人差はあれど本来高い場所と言うのは皆苦手な物です。
しかし、この高所平気症の場合恐怖を感じない事により無謀な行動に繫がる事が往々にしてあります。
特に幼い子供に関して要注意
ここ最近世界中で新たな問題になっているのが自撮り=セルフィーの際の事故死です。
SNS等で注目を集めたいがために無謀な画像を撮る際に、誤って事故死してしまうと言う物ですね。
その中で多いのが高所からの落下だったりします。
足を滑らせての事故死ですね。
これと同じような事が最近では子供にも見られます。ふと目を離した隙にマンションのベランダ等から転落してしまう事故が多発しています。
そもそも子供の方が大人よりも危機管理能力は低い物です。
年端もいかない事により、危険を感じる能力も大人のそれとは比較にならないほどなんですね。
結果的に興味が先行し、手すりより体を乗り出し下を眺めている、その際に誤って転落すると言う事が増えています。
幼い子供の転落を防ぐには
一番のポイントは周りの大人が常に子供から目を離さずにいる事です。
その中で危険な場所に近づくのであれば都度注意しましょう。
こうして注意する事で、子供は自分の行いが悪い事=危険な事と判断が付くようになっていきます。
特に活発なお子様には意識を向けておくようにしましょう。
意外に多いのが、椅子や踏み台等に乗り、次いで手すりから身を出す行為です。
中には下を眺めたいがために自ら足場を持ってくる子供もいるほどです。
この場合の防衛策はあらかじめ手の届く所から踏み台や椅子などを排除しておくことですね。
少なくとも幼い子供が一人で持ち運びをしないようにしておきましょう。
高所平気症の原因とは
一説には近年高所平気症の子供が増えている要因の一つに、高層マンションで育った子供が多い事が挙げられます。
昔とは違い高層マンションが多く立ち並ぶ現代ならではの症状と言えるかもしれません。
昔は一軒家で育つ環境と言うのが多かったですが、今ではマンションを購入しついの住処とする過程も増えて来ました。
幼いころよりそう言った環境に居る事で、高所に慣れてしまっていると言う事ですね。
先にも書いた通り、出来れば「高い所は怖い」「危険」と言う事を早い段階で認識させてあげるようにしましょう。