防災のために出口の確保を
地震を始めとした様々な防災では、出口の確保が大事になります。
これは火災でも同じことが言えますが、逃げ道を把握しておく事と、ちゃんとそのルートが通れるかと言う事は身の安全に際して大きく関わってきます。
大きな地震があった場合、建物自体がゆがむ可能性がありますね。
特に年季の入った建物の場合その傾向は顕著に表れると言えるでしょう。
鉄製の大きな扉が外界との通用口だとしたら、その扉がゆがんでしまいドアが開かないと言う事も考えられます。
オフィスなどでも普段使って居ない非常口等を開けっ放しにして、万が一の場合は確実にそこから出れるようにしておきましょう。
防災の優先度としては割と高め
他のページでも書いていますが、とにかく大きな災害が起きた際にはまず自分の身の安全を第一に考えましょう。
テーブルの下などに隠れて揺れが収まるのを待ちます。
お昼時などで火を使用している様であれば、揺れが収まった後に消しに行きましょう。
合わせて他の火の元の確認を終えたら、いよいよ避難が始まります。
こうして見ると地震の際はやらなければならない事が沢山あるように感じます。
その場に自分だけでなく複数の人がいれば分担して効率良く行う事も可能ですが、仮に独りであれば判断力が試されます。
厳密に言うと「出口の確保」は火を消しに行くよりも前でも良いです。
その後も大きな余震が来るかもしれませんし、明らか今居る場所が危険な所であれば一刻も早く外に避難した方が良いからですね。
重複しますが、最初に身の安全を確保した後次に何をするかはその場の状況判断がものを言うと言う事になります。
開いたドアは何かで固定しておく
必ず開けたドアは何かで固定しておくようにしましょう。
これは何かの拍子で再度閉じてしまわないようにするためです。
開けたドアの先に植木鉢や椅子で固定しておきましょう。
建物がゆがんでドアが開かなくなる事の他に、上からの落下物でドアの前がさえぎられてしまう可能性もあります。
そうなるとやはり中からドアを開けて避難通路を確保するのは一気に難しくなってしまいますね。
防災と言う意味では、普段から非常口等の周りは物を置かずにすっきりとさせておいた方が良いでしょう。
マンションに住んだことのある人なら分かるかもしれませんが、大体ベランダの隣の部屋との境の壁は蹴破れる様に出来ています。
一階層の中でどこかの部屋のベランダに避難用梯子が設置されていると思いますので、大きな災害の際は沢山の人がベランダを通る事も予想されます。
インテリアとして観葉植物などをベランダに出して置くことは違反などにはなりませんが、万が一の場合を想定して避難の導線を潰してしまわないようにしておきましょう。
地震発生直後に出口の確保をしましょう。