災害時に被災者が知りたい事
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震災などの災害に見舞われた後様々な情報が出回ります。
緊急事態であればより正確な情報を効率良く入手して、その後の対応にも反映させたい所です。
先の東日本大震災の様な大規模な震災になればより情報の重要性は増すと言えるでしょう。
特に被災地に近く、被害が大きい所ではどの様な情報を優先的に欲しいと思うのか、東京都が開示したデータがあります。
これを参照にして、内容に触れてみたいと思います。
- 家族や友人・知人の安否
- ライフラインの被害・復旧情報
- 地震の規模・震源地と津波・余震情報
- 飲料水、食料などの入手方法
- 交通機関の運行状況
- 火災の発生や建物の倒壊などの被害状況
- 避難が必要かどうかの情報
- 避難場所の情報
- 医療・救護活動の情報
- その他
一番知りたいのは身近な人の安否
自分の無事も伝える手段を
欲している情報の第一位になったのは家族等の安否です。
緊急時に連絡が取れなくなると心配になる事から、最初に知りたいと思う事だと思われます。
対象は家族を始めとして友人、知人となっていますがこれに対しては電話がつながらない事も想定されますので特定のSNSを活用したり、災害掲示板に書き込む等して一刻も早く無事だと言う情報を発信しておきましょう。
ライフラインの復旧は急務
その次に来てるのがライフラインにまつわる情報です。
ライフラインとは主に電気、ガス、水道の事を指しています。
震災でこれらがまとまって停止してしまったとしたら暫くは生活は不便な物になりますね。
身の回りの状況を確認しようにも夜間では難しい時も出てくると思います。
非日常生活から以前の生活に近しい物に戻したいと言う欲求は思いのほか強い物です。
地震に関する情報
この震災はどのぐらいの規模でその被害などを知りたいと言う意見が三番目に来ています。
震災後直後に正確な情報が出る事は少なく、順を追って出てくる感じです。
東日本大震災の際も最初の情報は若干錯そうし、その規模は夜の報道番組で把握すると言う人も多かったです。
食料に関する情報
被災した後の食料の確保は急務です。
引いては生命にも関わってくる事なので、今後の生活のためにも早めに知りたい事だと言えるでしょう。
交通網が遮断してしまいますと物資の供給がストップする事も考えられるので、水の確保と合わせて早急に対応したい所です。
交通機関は運行しているか
東日本大震災の際には遠く離れた都心部でも各交通網は麻痺しました。
結果帰宅難民と呼ばれる人が多数出て、不安な時間を過ごす人が多かった事になります。
被災地でも道路や線路などが大きな被害を受けるとその復旧の目途だけでも知っておきたい所です。
今いる場所の安全性の確認
震災直後は揺れに付随して火災や水害などが発生していないか確認したい所です。
もし避難した先の今居る場所が二次災害に見舞われる可能性があるとしたら早急に対応する必要があるからです。
有事の際は携帯ラジオなど防災グッズを持っておくとこの辺りの情報は迅速に得られます。
今の場所を離れるかどうかの判断
上記二次災害に付随して、危険な場合は今居る避難所からも逃げる必要が出てきます。
テレビやラジオからなるべく正確な情報を得て必要であれば迅速に行動に移しましょう。
どこに避難するべきか
震災時に自宅が被災した場合どこに避難すべきか把握していない場合は、情報を得る必要が出てきます。
最善の対策としてはあらかじめ自治体が発行している冊子等を元に有事の際はどこが避難場所になるか確認しておくことです。
事前に知っていれば迅速に対応する事が出来ますし、外出している家族ともそこで落ち合う事が出来ます。
怪我や病気の有無に付随する情報
地域の医療関係や病院の情報は知っておきたい所です。
被災してその際に怪我を負った人が身近にいるのであれば具合によっては早急に専門医に診せたい所です。
仮に今の所怪我や病気にかかってる人がいないのであればその後の対応でも良いかもしれませんが、あらかじめ知っておくようにしましょう。
以上が優先度順に見た震災時に欲している人が多い情報になります。
どれも防災グッズの有無や状況に左右される物ですが、いずれにせよ有事の際はより正確な情報を早めに得る様にした方が良いと言う事でしょう。