日常から一気に非日常に変わる瞬間
あの独特な耳に付く音が鳴り響くと不安と焦燥感を感じる事と思います。
ある意味緊急事態を知らせる火災報知機ですから、響いて人の耳に届くように出来ています。
本当に火災を知らせる物であれば直ちにそこから避難する必要があります。
場所によっては屋外の離れた所まで移動を余儀なくする場合も出てきます。
今回は火災報知機が鳴った際にどういう行動を取るべきか書いてみたいと思います。
本当に火災が起きているか確認する
まずは火災が実際に起こっているのかそうでないかを確認する必要があります。
誰しも経験した事があると思いますが、思った以上に火災報知機の誤報は多いです。
もしくは点検で鳴らす場合もありますね。
怖いのはこの様に「火災報知機がなったけど火事では無い」と言う経験をしてしまうと、その後の人生において鳴った際に「今回も誤報だろう」と思い込んでしまう事です。
人間は目に見える危機が迫らないと慌てないと言う習性もあります。
正常性バイアスと言いますが、有事の際も迅速に行動を起こさないと言う事は多々あるんですね。
ですので、火事では無いとタカをくくらずとにかく誤報なのか本当に火の手が上がっているのかを確認する様にしましょう。
実際に火事だった場合
もし本当に火事だった場合は一刻も早く避難する事が必要になってきます。
状況にもよりますが荷物などは置いてでも避難しましょう。
少ない荷物がすぐ傍にあるようであれば持って避難しても良いですが、ここで言いたいのは無理に荷物を取りに行かないと言う事です。
火元から離れる事を最優先に考えた場合、やはり後程どうにでもなる荷物であれば優先する必要もないと言う事ですね。
この様に「避難」を最優先に行動する様にしましょう。
安全な場所に避難したら
自分が一旦安全な場所まで避難できたら次に行う事は119番通報する事です。
ひょっとしたら既に誰かが通報しているかもしれません。
しかし、例えカブったとしても通報していないと言う状況は避ける様にしたい所です。
状況に応じて率先して119番に連絡するようにしましょう。
大声で火事だと言う事を周りの人にも認識させましょう
避難しつつでも良いのですが可能であれば移動しながら周りの人にも火事だと言う事を伝えましょう。
有事の際は周りを巻き込んで避難すれば、火事によって負傷する人はもちろん減りますから率先して促す事が大事です。
もしくは貴方が最後の避難者とならないように迅速な行動と危機意識を持つことも合わせて大事になりますね。
概ね火災報知機が鳴ったら行いたい事は上記になります。
有事の際は参考にしてください。