実際地震が起きた際にする減災行動
天災は忘れた頃にやってきます。
こればかりは明確な日時、場所を指定して備えておくと言う事は出来ない事です。
書籍でもネットでも地震予測の情報は沢山ありますが、殆どの地震は不意に襲ってきます。
なので普段から準備しておくことが大事ですね。
咄嗟に動けないと思っていた方が良い
大きな地震が起きた時、人間は思った程咄嗟に動けません。
突然の環境の変化と、本能的な恐怖も相まって出来る事は大幅に限られると思っておいた方が良いでしょう。
学校や職場で避難訓練を行った経験のある人はいると思いますが、地震が起きた際に居る場所が訓練をした場所とは限りません。
ある程度の状況を普段から想定しておくことも大事ですが、屋内に関して取るべき行動から記述してみたいと思います。
物が落ちて来ない地点に移動する
当たり前の事ではではありますが、何と言っても揺れが直接身の安全に直結しない場所が安全です。
高所から何か落ちてきそうな所は逆に危険な場所ですね。
基本に返ってやはりテーブルや何かの支えの下に潜り込むのが一番です。
自宅ならダイニングテーブル、学校なら机、職場ならデスクと身近にある台の下に潜り込む事は昔も今も変わらずのようです。
可能であればなるべく丈夫な台の下に避難したい所です。
震度が強いと思わぬ物が飛んでくる事もありますから、ある程度強度のある机やテーブルが望ましいです。
何をするにしても先ずは自信の身の安全を最優先に考えましょう。
何か行動を起こすにしてもその次になります。
火にかけている油を消しに行くべきか
昔は地震が起きた際に、キッチン付近に居て油を火にかけている場合は消しに行きましょうと言う風潮がありました。
「時間」、「キッチン」、「天ぷら等の油を使う料理」とかなり限定的な状況ではありますが、揺れている間に火を消しに行くのは危険です。
近づいた時点で高温の油が体にかかる危険性が高いですから、地震で被害をこうむる以前に大やけどを負ってしまう事になってしまいます。
ケースバイケースではありますが、その様な状況で火を消しに行くのは一旦待ちましょう。
最近のコンロは高性能の物が多いですから、揺れた時点で自動で消してくれる物もあります。
火事になる等の二次災害は恐ろしい物がありますが、揺れが収まってくるまではテーブルなどの下で大人しくしている方が危険度は少なくて済みます。