防災に関する資格を取って知識を深める
現在日本において防災に関する資格と言うと何があるでしょうか。
有名な所では「防災士」があります。
これは、国家資格では無いですが減災と社会の防災力向上に向けて率先して活動する事を後押ししています。
防災士について
防災士(ぼうさいし)とは、特定非営利活動法人日本防災士機構による民間資格。
機構が定めたカリキュラムを防災士教本による自宅学習(履修確認レポート)と会場研修講座の受講で履修し、履修証明を得て資格取得試験に合格し、消防本部または日本赤十字社等の公的機関が主催する「救急法等講習」、「普通救命講習」、「上級救命講習」等受け、その修了証または認定証を取得した者に認定される。防災士証の有効期限や写真の書換え更新はなく終身の民間資格(資格称号)である。
2015年1月現在、資格者には国からの特別な権限は一切付与されていない。
参考元:wikipedia
主に平常時には知識と活動を通して第三者に防災意識の共有を促す事と、啓発に当たる行動を率先して取る事になります。
結果的に有事の際に周りの人も含め少しでも被害の減少に繫がればと言う所に重きがありますね。
資格取得に関しては
- 日本防災士機構が認定した研修機関、または自治体が実施する防災士養成事業による研修を受けて「履修証明」を得ること。
- 日本防災士機構の「防災士資格取得試験」を受験し、合格すること。
- 各自治体、消防本部、日本赤十字社等公的機関又はそれに準ずる団体の主催した「普通救命講習等」、「救急法基礎講習等」を受け、その修了証または認定証を取得すること。防災士資格の認定申請時に救命技能認定証や救命講習修了証等の有効期限等を超過している場合は再受講が必要となる。
上記の工程を終えて取得する事が可能です。
防災管理点検資格者について
もう一つ有名な防災に関する資格としては「防災管理点検資格者」があります。
これは「防災士」とは違い国家資格となっています。
資格を取得するためには先ず講習を受ける段階で一定の受講資格が無いと受けれませんが、講習→修了考査と言う流れは他の資格とも一緒です。
講習は、次の6項目の受講資格のうちのいずれかに該当しなければ受けることができない。
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防災管理者として、3年以上その実務の経験を有する者
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防災管理講習修了者で、5年以上その実務の経験を有する者
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市町村の消防職員として防災管理業務について、1年以上その実務の経験を有する者
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市町村の消防職員として、5年以上その実務の経験を有する者
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市町村の消防団員として、8年以上その実務の経験を有する者
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防火対象物点検資格者として、3年以上その実務の経験を有する者
参照:wikipedia
こちらの資格の場合、防災全般と言うよりは主に大規模建築物に義務付けられている防災管理業務実施に伴い、その結果を各消防機関に提出すると言う趣が強いですね。
防災の知識を深めたい人は持っていると良いと思います。
資格取得は自分の防災知識の再確認にもなる
防災士に資格に関しては民間と言う事もあり、今後の国家資格化が切望されているのも確かですが取得する事に意味があるのか?と言う意見も多いのが事実です。
仕事に生かせる機会も決して多いわけでも無いので、そう言う意味ではまだフルに活用出来ない物かもしれません。
しかし、肝心なのは災害時に活用出来る防災の基本的知識等を身につける事です。
その過程で自分の知識が今どれ位か判別するための材料としては、こう言った資格取得に動いてみる事で大いに再認識できるでしょう。
今回紹介した二つの資格に関しても後日細部に関して具体的に記事にしたいと思います。