【東日本大震災から6年】被災地ライフライン復旧日数まとめ

大地震が発生したら電気・ガス・水道はどれくらいで復旧するの?

東日本大地震から3月11日で丸6年が経とうとしています。
地震に備えて飲料水や食糧を備蓄している人が多いと思いますが、はたしてその備蓄量は適正なのでしょうか。
実際に東日本大震災のデータを参考にしましょう。ライフラインがどれくらいで復旧するかによって、備蓄量を決めたほうがいいでしょう。
巨大地震に備えるなら1週間分は備蓄したほうがいいみたいです。

 

電気の復旧は1週間

停電世帯は850万世帯。

当日復旧:10.8%
1日後復旧:52.2%
3日後復旧:78.8%
1週間後復旧:98.6%

引用元:「東日本大震災水道施設被害状況調査報告書

電気が復旧された後も、地震と津波の影響で複数の発電所が停止したため電力が不足しピーク時の需要超過が予想されたので、計画停電といって時間帯に地域を区切って順々に停電させていました。

 

水道の復旧は3週間

断水件数230万世帯

【仙台市の通水率】

3日後:50%
1週間後:66%
2週間後:88%
3週間後:99%

引用元:「東日本大震災 仙台市水道復旧の記録

ガスの復旧は5週間

ガス供給不可世帯は46万世帯

当時復旧:0%
1週間後復旧:9%
2週間後復旧:13%
3週間後復旧:42%
4週間後復旧:66%
5週間後復旧:99%

引用元:「一般社団法人 日本ガス協会

インフラ復旧は「電気 ⇒ 水道 ⇒ ガス」の順番

東日本大震災のデータを参考にすると、電気は大体1週間で復旧するようなので、備蓄の参考として大きな目安になるでしょう。
注意したいのは水道です。大地震が発生した場合、水道の復旧には2週間程度はかかってしまうようです。
東日本大震災の時も給水所を利用して断水をい乗り越えましたが、長引くことを想定すると備蓄を少し多めに持っていたほうがよさそうです。
安全面で復旧が遅れがちなガスですが、電気で代用できることが多いため、「電気調理器」や「ガスコンロ・ガスボンベ」の備蓄をしておいたほうがいいでしょう。

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