家屋の被災状況を証明するために写真を撮っておく
熊本県益城町を中心として発生した地震。
テレビの報道でも多くの家屋が倒壊してしまっている様子を目にします。
地震大国の日本では、大きな揺れは家屋にダメージを与える事が往々にして起こります。
今回の熊本地震に関しても家屋に被害を被った方は多いと思いますが、後の地域行政の支援の際に当時の様子を写真に撮っておきましょう。
被災の状況規模を明確にするために
後に支援のために罹災証明書というものが行政から発行されます。
これは、此度の震災が家屋に与えた被害を見て、全壊、大規模半壊、半壊、一部損壊、全焼、半焼、床上浸水、床下浸水、流出等に分けられます。
もちろん被害の規模に応じて支援も多くなりますが、明確に担当者に被害の様子を伝えるためには当時の状況を明確にしておく事が重要です。
と言っても、災害時にここまで含めて冷静対応出来るという事はあり得ません。
先ずは自分の身の安全、家族の安全を確保して、状況に応じて避難する必要がありますから、家に戻って片づけなどを行うのはもちろん一旦落ち着いてからになります。
その際も、元の生活に一刻も早く戻るために効率良く片づけを行いたい所ですが、それと並行してでも良いので写真を残しておきましょう。
カメラが無くても、スマホでも十分です。誰が見てもそれと分かる物を最低でも4,5枚は残しておくようにします。
仮に片付けが終わってしまうとそこから第三者が被災時の状況を判別するのは難しくなってしまいます。
家人と行政の担当者の間でこうした差異が発生しないためにも、画像で残しておく事は大切になります。
罹災証明書とは
罹災証明書というのは、地震や火事、その他災害にまつわる被害程度を証明する書類です。
主に各市町村毎で各家庭の被害を見分し、発行するものです。
この支援が有名になったのはやはり東日本大震災の時ですね。
罹災証明書があると、その後被災者支援制度の適用を受けたり、又、損害保険の請求などの際に必要となります。
細かい所では入学金や、医療費、高速道路の通行料等が免除になるなど、災害で損害を被った家庭の負担を少しでも軽くするための制度と絡んできます。
揺れによって倒れた家具や、それに伴いついた壁の傷等。もしくは家屋にヒビ入って倒壊の可能性があるなど等、あらゆる物があると思いますがゆくゆくの支援のために出来るだけ被災状況は明確にして置くためにも優先的に写真を撮っておきましょう。
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