防災は集中豪雨にも気を向けましょう
2015年9月10日現在関東甲信越地方には豪雨による避難勧告や、土砂災害警報が発令されています。
ここ数年は自然災害の猛威に晒されている関東ですが、今回は集中豪雨に関する防災の記事を書いていきます。
地震や火事の様に長期的な災害とは少し違うかもしれませんが、突発的な災害である分被害をこうむる際は一瞬です。
ある程度事前にシュミレーション等行っておきましょう。
集中豪雨災害は突然起きます
都市部の河川では一応の目安として、一時間50mmの降雨にも耐えられるように設計されています。
しかし、今回のニュース等を見ていると一時間の降水雨量が70mmとか100mmに達した地域もあるようです。
こうなると河川や用水路は水が溢れ出し、いわゆる冠水と言う災害に至りますね。
堤防を越えて都市部に川の水が来たり、下水もパンクしマンホールから水が勢い良く出ている映像はテレビで目にした事のある人も多いと思います。
背景として全面アスファルトの道路が増えた事や、地下の利用水準が高度になった事も要因にありますが、怖いのは集中豪雨の場合あっという間に災害規模に発展すると言う所でしょうか。
気が付くと水が膝下まで来ていると言う事態に陥る前に安全な場所に避難しましょう。
又、電車に代表されるような交通機関のマヒも頻発します。
酷い場合は運行停止となり、自宅に帰る事すら困難になるケースもありますから、帰宅難民にならないように留意する必要も出てきますね。
集中豪雨の防災とは
地震の防災と比較しても集中豪雨の場合は事前に準備しておくことが限られてしまうと言う事があります。
極論ライフラインが停止等の場合は、備蓄してある非常食等は流用出来ると思いますが、そこに至るまでの防災と言う意味では出来る事は限られてしまいます。
傘の他に雨合羽も直ぐに取り出せる様な状況にして置くのが良いですが、常に持ち歩くと言うのも少し違いますし、天気の様子を伺う事が一番の防災になるのかもしれません。
その他雨が強く降り始めたら河川や用水路には近づかないようにしましょう。
これは普段から言えることではありますが、特にご高齢の方や幼児が居る方は注意してください。
水害は海抜が低い方に被害をもたらします。
高地から低地に向かって流れる水の性質に沿ってですが、高架下や地下通路などは避けるようにしましょう。
上記と合わせてもちろん地下室や半地下室に滞在して居る事も危険です。
水が押し寄せてくる前になるべく高い位置へと避難してください。
東日本大震災でもそうでしたが水の威力は非常に強く、うっかりしていると被害拡大に繫がります。
早急な対応を心がけるようにする事が集中豪雨や水害の防災に繫がります。