学校行事で防災を学ぶ台湾の学生70名
参照[http://www.sankei.com/region/news/160128/rgn1601280019-n1.html]
台湾の進学校、国立台南第一高級中学校の生徒約70名がこの度東日本大震災で被害をこうむった南三陸町に来訪し防災に関して学んだと言う事です。
2011年の東日本大震災の際に津波で倒壊し、昨年11月に再建した南三陸病院や庁舎を見学したと言う事ですね。
主に防災に関しての意識を高める事と、実際に見て体験する事で災害の恐ろしさや防災のノウハウを身に着けると言う事が前提の教育旅行との事。
再建した病院の前で町長に出迎えられ各地を回りました。
震災を経た後の新しい交流
佐藤仁町長のあいさつの中で
「震災はつらいことだが、それがきっかけで交流の輪が広がり、うれしく思います」
とあいさつしたとの事です。
確かに、我々日本人にしてもあの日は衝撃的で様々な影響をもたらしました。
やはり尊い人命が多く失われてしまうと言う自然災害の恐ろしさを目の当たりにした事が大きいですが、可能な限り防災を進めておき、有事の際にはどの様に行動すべきか、又どの様なノウハウがあるかと言う事を広く考えさせてくれる事になりました。
震災自体は非常に辛く、直面したくない物と言う認識は変わりませんが、今回の様に新たな交流が生まれるのは良い事かもしれませんね。
県が注力している台湾からの教育旅行受け入れ
元々宮城県は震災後に台湾からの教育旅行受け入れを進めていて、観光連盟と台南市台日友好交流協会との間で教育旅行に関する覚書書を交わしているとの事です。
昨年末にも既に台湾市から生徒40名を招待したが、今回の台南市からは初めての様です。
70名と言う生徒数も今の所最大人数と言う事ですが今後教育旅行に宮城県を来訪する台湾の学校は増えると思われます。
生徒たちは少数でグループ毎に分かれ、町内で1泊して行ったようですが、参加した生徒の中には復興に関して感動を覚える人も多かった様です。