ツナ缶を使った便利な防災ノウハウ
3月1日に日テレ系列の番組「教科書で学べない災害」の中で取り上げられていた防災ノウハウです。
食用のツナ缶を使った簡易ランプと言う事で、停電時等に効力を発揮する物になっています。
ライフラインがストップしてしまった状況では夜間の明かりの確保は切実です。
以前紹介した簡易ランプの作り方の記事もありますが、今回のツナ缶ランプと合わせて参考にしてみてください。
ツナ缶ランプの作り方
必要な物はその名の通り先ずツナ缶です。
その他にロウソクの芯に当たる部分を作る必要があるので紐を用意しましょう。出来れば可燃性の高い綿性の物が望ましいです。
最後にツナ缶に穴を開けるための缶切や金槌が必要になります。
大まかな作り方は以下
- 缶の蓋中心部に穴を開ける
- 穴に紐を通し中の油に接地させる
- 火をつける
この動画が分かりやすいかと思いますが、ポイントは火がつきやすく燃えやすい紐を用意する事です。
縄の様な物でも良いですし、ティッシュペーパーを丸めてコヨリ状にした物でも代用できます。
缶に開ける穴は大きすぎると安定性に欠き危険になってしまいますから、大きさは最大でも1センチ程の物を目安に開けると良いでしょう。
後はそこに刺した紐に火をつけるだけです。
ツナ缶ランプの原理とは
一旦火がついて安定するとツナ缶のランプの場合は一時間程持ちます。
普通にスーパーなどで売っているツナ缶が非常用の照明になると言うのは不思議な感じもしますが、その原理は至ってシンプルですね。
缶の中にツナを覆うように入っている油がオイルの代わりになるわけです。
それも、差し込んだ紐がどんどん油を吸収していき、絶えることなく火が着き続けると言う仕組みですね。
余談ですが油が無くなった後でもツナは美味しく食すことが出来る様です。
非常食として最後は用いる事が出来るのも大きいですね。
今回この記事を書くに当たって色々調べて見たところ散見出来たのが「魚の臭いがする」と言う事です。
まだ私も家庭でツナ缶ランプを使用した事は無いので分かりませんが、結構匂う様です。
気になる人は居ると思いますが、唯一難点を挙げるとするとやはりこの部分でしょうか。
ツナ缶ランプの使用時注意点
一応気を付ける事として大きな地震があった後はすぐ使う事は避けた方が良さそうです。
と言うのも、余震によってツナ缶ランプが倒れてしまうと他の物に引火する可能性もあるからですね。
夜間の震災等で電気がストップしてしまった際は直ぐにでも使いたくなるかもしれませんが、最初は懐中電灯等で急場を凌ぐ方が妥当と言えるでしょう。
中長期的に停電が続く時などにコスト面も考えて使用する方が得策かもしれません。
他の簡易防災グッズと最大の相違点は使用後も食べる事が出来ると言う所ですが、非常食、非常照明の両方の利点を兼ねているコストの良い防災ノウハウと言えるでしょう。
画像参照:http://matome.naver.jp/
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2017年 9月 14日
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2017年 9月 14日
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