日本史上最悪の自然災害は?
我が国では古くから自然災害によって、毎年尊い人命が失われています。そこで今回は、これまでの日本の歴史上でおこった自然災害のなかで最も死亡者・行方不明者の多かった災害をランキングで紹介します。
これだけの日本人の命を奪った自然災害。災害が起きないことが一番ですが、災害が起きても多くの人が助かるような防災体制の充実に力を入れてもらいたいです。尚、これまでの自然災害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
第1位 関東大震災
我が国の歴史上最も多くの犠牲者をだした自然災害が1923年(大正12年)9月1日に起きた関東大震災です。死者・行方不明者の合計は約10万5千人にのぼると言われています。マグニチュード7.9の地震が神奈川県を中心に広い範囲に甚大な被害をもたらし、日本災害史上最大級の被害を与えました。死者・行方不明者数では東日本大震災の5倍の被害をもたらし、当時の日本社会に大きな混乱をもたらしました。この震災により多くの市民が職を失い、震災によって東京市の人口が減少しました。
第2位 明治三陸地震津波
明治三陸地震は、明治時代の日本の三陸沖で発生した地震で、死者・行方不明者の合計は約22,000人。1896年6月15日、岩手県上閉伊郡釜石町(現在の釜石市)の東方沖200kmを震源として起こった、マグニチュード8.2- 8.5という巨大地震でした。この明治三陸地震の特徴は地殻変動によって引き起こされた津波の大きさです。当時、本州における観測史上最高の遡上高である海抜38.2mを記録し、津波被害が甚大でした(この記録は、2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による津波で最大溯上高40.0mを記録したことにより、更新されています)。
第3位 東日本大震災
記憶に新しい自然災害です。2016年3月10日までに警察庁がまとめたところによると、死者・行方不明者の合計は18,455人となっています。地震の規模はマグニチュード9.0で日本の戦後の歴史上、最も大きな被害をもたらした自然災害です。また、高齢者を中心に、避難所で死亡する者も相次ぎ、避難所の不衛生や寒さによる死者もたくさんいました。また、福島県警の発表によると、福島第一原子力発電所事故に伴う避難指示が出ている地域では捜索が進んでおらず、「行方不明者数以上の遺体が残されている可能性がある」と説明しています。
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