原子力発電と防災

原発防災

日本でも話題にあがる原発

原発防災

原発は話題に上がる事が多いです。
主な所として原発が必要と言う意見と不要と言う意見に分かれます。

ここでは特にどちらかに偏った意見を書く事は無いですが、防災と言う観点から見て行こうと思うので必然的に不要論の方に近い内容になると思います。

極力誤解の無いよう、過去の事例や情報を噛み砕いて記事にしていこうと思います。

原発事故が起きるとどうなるのか

原発事故と言うと1986年に起きたチェルノブイリ原発事故が思い出されますが、当時もしきりにニュースで放送していました。
国際原子力事象評価尺度 と言う物でも一番被害が大きいとされるレベル7に区分された世界的に見ても大きな事故です。

現在でも当時の原発から半径30キロ以内は居住禁止区域となり、放射能が長期に渡って汚染すると言う事の一例になっています。
メルトダウンと呼ばれる原発事故が起きた際は、自然災害とは又違う災害の恐れがあると言えるでしょう。

日本でも3.11の際に福島第一原子力発電所がメルトダウンを伴い放射性物質を放出した事故がありました。
海外でも話題になっていますが、実はこの事故も先のチェルノブイリと同じくレベル7に区分されています。

思った以上に深刻な事故と言えます。

放射能とは何か

原発に関する防災となると、先ずは被曝を防ぐと言う事になります。
被曝とは主に二つの物に分けられて、一つは外部被ばく、もう一つが内部被ばくになります。

この二つの違いは、外部から放射線を浴びたか、放射線を食事などで体内に取り込みそこから被曝したかと言う事になります。

耳にした事の多い「ラジウム」や「セシウム」と言う物質からはものすごい速度で放射線が飛び出しています。
観測機器であるガイガーカウンターはこの放射線の数値を確認するための物なんですね。

放射能と言う単語自体が放射線を発する能力を有する有害物質と言う事になるんです。
健康診断でお世話になるレントゲンのγ線(ガンマ線)も、実は放射性物質と同じ様な物になります。

レントゲンは体を物質がすり抜ける力を利用して撮影しています。
イメージもあると思いますが、放射線物質の中にはこの様に物体をすり抜ける物も含まれています。

それはコンクリートの壁に対しても同様です。
100%透過するわけではないですが、全体の内大きな割合で通り抜けます。

放射能に関しては非常に専門的な単語も並び簡単には説明が出来ませんが、人体に及ぼす影響は大きいと覚えておきましょう。

原発に対しての防災

現状原発事故に対しての明確な防災方法と言うのは手立てがありません。
強いて言うなら原発から離れる事です。

福嶋の第一原発事故の際も関東一円にも放射能が届いています。
ここに関しても様々な情報があり、ここで具体的に列挙しても不安が募るだけだと思いますので内容には触れませんが、都心部でも3.11の一年後はそれまでの通常の放射能の倍程の数値が観測されています。

では必要以上にナーバスになった方が良いのかと言うとそういう事でも無く、実は放射能自体が元々自然界に存在したものです。
科学がゼロから生み出した物ではないんですね、現在も自然に放射能を有する物質と言う物は存在します。

色々な種類がありますが、自然の物も人が作り出した物も根本は変わらない様です。

雨や土壌などにも含まれて放射能は飛散しますが、先ほど述べた様に防災としては原発から距離を置くと言う事が一番有効なんだと思います。
極力外部内部問わず被曝を避けるとなると遠距離の方が理に適っているでしょう。

新たに原発設置計画が持ち上がると対象になった地域の方々はデモを起こしたりしますが、これは身近に原発が来るとそれだけ不安要素が増えるからです。

いかんせんこれまでの地震や火災、水害や落雷とは別の原発防災、とっても奥が深くここでは全て書ききれませんので又の機会に色々書いてみようと思います。

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