
まず落ち着いて、慌てずに身を守ること
いつ襲ってくるか分からない地震。揺れ始めた直後から5分。この間に取る行動が重要になります。地震の専門家によると、地震の「発生直後」、「発生して1分から2分」、そして「2分から5分」と5分間の中で行なう『行動の順番』が重要になって来ると言います。
「発生直後」:揺れを感じて初めの行動は、「机などの下に隠れる」
画像出典:「東京防災」
当たり前の行動と思われがちですが、地震に慌てて、この行動が取れない人も多いのです。本棚やテレビなどが倒れないようを支えるのは下敷きになる可能性がある最も危険な行動です。机の下では根元をしっかり持ち、机がひっくり返らないようにします。
また、急いで「火の始末をする」必要はありません。いまのガス機器は、殆どが揺れを感知すると、自動消火します。揺れている最中に、ガス台などのところに入ると、揺れで動いたやかんやお鍋の熱湯を浴び、大やけどをする可能性があります。ご注意ください。
地震発生「1分~2分」:揺れが収まってからやることは「火のチェック」と「出口の確保」
画像出典:「東京防災」
最近では揺れを感知すると、多くのガス機器は、自動的にガスが止まるので火を止めに行く必要はありません。またマイコンガスメータも、ガスを遮断します。しかし、念のため揺れが収まった後にガスの元栓を閉めてください。元栓を閉めておけば、ガスが再開通したときのガス漏れを防げます。
次に「出口の確保」をします。建物が変形して部屋から出られなくなる可能性があるため、窓やドアを開けて出口を確保します。玄関に置いてあるものなどを使い扉の隙間をつくります。
地震発生「2分~5分」:「情報収集」と「電気のブレーカーを落としてから避難」
テレビやラジオなどで情報収集。動きやすいスニーカーを履き状況に応じて避難してください。また、火事などの二次災害を防ぐため、避難する際には電気のブレーカーを必ず落として下さい。
地震がきたらまず慌てずに身を守ってください。落ち着いて正しい行動する。これが何より一番大切なことです。
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