意外と知らない防災頭巾の事
災害時に頭部を守る重要な防災グッズに防災頭巾があります。
ヘルメットで代用される事の多い昨今、その存在感は薄れてきている感は否めませんが、まだまだ現役の防災グッズと言えるでしょう。
そもそも防災頭巾と聞くと、少し古臭いイメージだったり、機能的にどうなのかと言った声がよく聞かれます。
今回は、そんな防災頭巾に焦点を当てて色々書いてみたいと思います。
戦時中に誕生した防災頭巾
防災頭巾は、太平洋戦争末期に用いられた防空頭巾を原型とした頭部を保護するための簡易防具で、丈夫な布製の長方形の袋に綿など緩衝材を入れたものを2枚張り合わせて、頭にかぶることができるようにしたものである。普段は非常時に容易に手の届く位置に常備しておき、災害発生時には頭にかぶって頭部を保護するために使う。その性質上、火災にも対応できるよう難燃繊維などを使い、火災の熱から頭部を守る際には水を含ませて利用できる製品も多い。
このように主に落下物から頭部を守る役割と、火にまかれないための用途がメインでした。
よく歴史ドラマなどで戦争を扱った作品を見ていると役者の方が被ってるのを見たことがあると思います。
当時は今よりも馴染みのあるものだったんですね。
国会議事堂にも準備してある
更に普及していった防災頭巾は、一時は小・中学校で常備されたりします。
又、各家庭で母親が手作りするなど主に児童に取って必須のアイテムだった時期もあります。
ウィキによると、国会議事堂内の議員席の下にも設置してあるようです。
これは、有事の際に照明などの落下物から頭部を守る目的で置いてあるそうです。
地域によっても違う防災頭巾
参照記事→「え、知らないの?地域によって違う「防災ずきん」のナゾ。」
上記参照記事の中にも書いてありますが、日本の中でも地域ごとに差異があるようです。
私が小学生の頃も、他県から転向してきた生徒はその存在自体をしらなかったり、逆に普段はバッグとして使えるような高機能な物を持ってたりしました。
災害時に頭部を守るために被ると言う前提は一緒ですが、データによると北海道では「まったく使った事がない」と言う点も見逃せませんね。
最新の防災頭巾はデザイン性も抜群
では最近の防災頭巾はどの様な物があるかと言うと、昔と比べデザイン性に富み、普段は別の用途で使用できる物も増えてきています。
この様に、冒頭でも書いたような「古臭い」と言うイメージは払拭して、かつ有事の際には効力を発揮してくれそうなものばかりです。
ヘルメットと違い、普段は置いておくのも場所を取らない事も大きな利点と言えるでしょう。
防災グッズの中に入れて準備しておくことも再度検討してみてはいかがでしょうか。
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