意識を向けたい子供の誤飲事故

誤飲事故防止

まだ幼いお子様を持つお母さんは注意をしましょう

誤飲事故防止

誤飲事故とは呼んで字の如く誤って物を飲み込んでしまう事故を指します。
大きさ、形状などが口に入る物であれば全ての物が対象になるため、非常にケアのしづらい事故と言えるでしょう。

一般的に誤飲に当たる物も固形物の他に玩具、小物等を指し、状況によっては洗剤などを誤って飲んでしまったケースも存在します。

タイトルにもある通り、小さいお子さんは好奇心から何でも口に運んでしまう傾向がありますね。
かく言う私も幼い頃にタバコを飲み込み死線をさまよった経験があるようです。

誤飲事故を防ぐには大人の気配りが重要

防災と同じですが、誤飲事故も事前の備えによって被害を抑える事が出来ます。
抑えると言うよりは発生そのものを抑止する事が出来ると言った方が良いでしょう。

親御さんにとって最初にケアするべきことはお子さんの手の届くところ、もしくは目につく所に飲みこんでしまいそうな物が無いか確認をする事です。
気配りとも言えますが、子供がそこに置いてある物に対してどのように行動し、そして誤飲に至ってしまうかをあらかじめ想定する癖をつけておきましょう。

「備えあれば憂いなし」の精神で、率先してあらかじめ誤飲しそうな物を排除しておくと言う事ですね。

何も捨てろと言っている訳ではありません。
あくまで明らかに手の届かない所に移す、出しっぱなしにしないで棚の中にしまう等の配慮を施しておきましょう。

誤飲事故の元になる物体が存在しなければ、こうした事故は起こりえません。

誤飲してしまう危険なもの

冒頭でも書いた通り、世の中に存するもので誤飲しなそうな物を選出するほうが難しいぐらいです。
気になる人は周りの人に昔何か誤飲した経験が無いか確認すると、思った以上に皆経験している事が判明すると思います。

特徴的なのはその誤飲した物で、これも人によって様々な物があると言う事が見て取れると思います。

タバコについて

本来火を点けて吸う嗜好品であるタバコは飲みこむと非常に危険です。
それこそ幼いお子様では死に至る事もありますから、家庭内で気を付けたいアイテム1位とも言えます。

同様にタバコの吸い殻も誤飲率が高い物です。

これらは物自体もそうですが、使用した後は灰皿も特定の場所にしまうなどして対応しましょう。

ボタン電池は内臓にダメージが

ついで誤飲する可能性が高く人体に被害を及ぼす物にボタン電池があります。
通常の単3や単4電池と違って、その形状も小さく飲みこみやすい物になっています。

もちろん本来飲みこむために作られてはいませんが、誤って飲んでしまうと窒息の危険性の他に中から溶け出した電解液が直接胃などにダメージをもたらします。

又、胃の内壁に吸着してしまう事も多く、その場合も同じく電気火傷やたんぱく質分解をもたらします。
こうして文章にしていても怖いぐらいですが、やはり大人が責任をもって未然に誤飲が無いように気を付けましょう。

ボタン電池は家庭内の様々な機器に使われていると思います。
事故のケースで多いのは、先ずその機器自体で遊んでいた子供の目の前に何かの拍子ではずれたボタン電池が落ちます。

大きさも形状もちょうど良い事もり、且つ子供の目には美味しそうに映るんでしょうか、その飛び出した電池を誤飲してしまう事が多いんです。
普段家庭内で電池を保管する際も、出しっぱなしにするんではなくタンスや棚の中にしまって、目につかない様に保管しましょう。

誤飲事故が発生した際の対処法

誤飲事故の怖さは分かってもらえたかと思いますが、次に発生時にどの様な対応をするべきか書いてみたいと思います。

とにかく誤飲が判明したら口の中を直接覗き込んでみましょう。
明るい場所で、口の奥まで光が入る様な場所が良いです。

そこで誤飲した物がこちらかも目で確認出来るようであれば思い切ってそのまま手で取り出してしまいます。

誤飲した物が見えたらお子さんの姿勢は前傾姿勢を取らせるようにして物が飛び出しやすい状況を作り、思い切って喉の奥まで指を入れて取りましょう。

もし誤飲物が目視で確認できない場合は、思い切って子供の足を持ちさかさまにし、片手で背中を強くたたく方法もあります。
よほど大きい物を飲みこみ、まだ食道等に引っかかっていない場合は大概これでうまく行くと思います。

はたから見たらわが子を逆さまにし、背中を叩くと言う光景は異様な物に写ると思いますが、死亡してしまうよりマシです。
この手の対応は思い切って行うようにしましょう。

それでも出ない場合、何を飲みこんだか判然としな場合は病院に行く事をお勧めします。
窒息状態を起こしそうな場合は時間との勝負にもなるので、迅速に行動する様にしましょう。

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