自然災害が発生すると、思いがけないものが凶器になる
巨大地震が発生すると、身の回りにある家具や家電製品が思わぬ動きをして凶器になります。
また、地震対策がなされていなかった阪神淡路大震災では家具が逃げ道をふさいだり、多くの方が倒れたり飛んできた家具家電で圧死・窒息死する被害に見舞われました。
キッチンでは食器棚、オフィスでは複合コピー機が横滑りしたり、キャビネットが倒れてファイリングした書類が飛んできたりします。
巨大地震が発生すると、家具家電は倒れるだけではなく滑ったり、飛んできたりするのです。
家具の配置に注目!!
例えば高層マンションに住むとき、どのように家具を配置すると倒れにくくなるのでしょうか。
建物は短い辺の方向に揺れやすい!
マンションの全体の形状が長方形だったとします。
すると、構造上短い辺の方向に揺れやすいのです。
そのため、建物全体の長い辺に正面に向けて、短い辺に沿って配置すると家具や家電は倒れにくくなるのです!
正しく転倒防止器具を取り付けよう!
ホームセンターなどでは、自分で取り付けることのできる様々な転倒防止器具が販売されています。
そのような器具を取り付けるのに、正しく設置しないと地震が起きた時に効果を発揮しないのです。
固定する場所の壁や天井を要チェック!
壁と家具・家電を固定するのによく使う”L字金具”ですが、石膏ボードの裏にある桟にしっかりと留めつけないと簡単に抜けてしまいます!
また、突っ張り棒も同じく桟があるしっかりと頑丈な天井ではないと効果を発揮しないのです!
防災視点で物件を探すと、条件が変わってくる!
日当たり良好で南向き、展望も良い部屋に住みたいですよね…
でも、防災視点で揺れに強い間取りの安心なお部屋で生活してみませんか?
参考文献:緊急!池上彰と考える巨大地震-その時命を守るために-
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