最新版テロの脅威マップに関して
先日発生したバングラディッシュのダッカでのテロ、その直後に起きたイラン・バグダッドのテロと相次ぐ突発的な武力攻撃が注目を集めています。
特にバグダッドでは邦人も犠牲になるなど、最早テロは「対岸の火事」ではなくなった感があります。
元よりここ数年の間に、中東を始めとして日本人が海外に行く際も懸念する点としてテロリズムに関する物はありましたが、この度イギリスが発表している「テロの脅威マップ」が最新版になったと言う情報です。
テロの標的になる可能性が高い国々
バングラデシュ単体で見ても、実は元からテロの脅威にさらされる可能性が高い国の一つでした。
現在ではかなり高い国に分類されていますが、政治情勢や地域的に武力攻撃の対象になる可能性が一般的なレベルより高いと言う認識だった事が伺えます。
参照記事:http://buzz-plus.com/article/2016/07/05/degree-of-risk/
先ずは現在各地域別にテロの脅威にさらされる可能性が高い国を列挙してみたいと思います。
[テロが発生する可能性が極めて高い国]
- イギリス
- フランス
- スペイン
- ドイツ
- ベルギー
- ロシア
- ミャンマー
- タイ
- インドネシア
- マレーシア
- フィリピン
- バングラデシュ
- インド
- パキスタン
- アフガニスタン
- エジプト
- リビア
- チュニジア
- モロッコ
- トルコ
- シリア
- オーストラリア
- コロンビア
- イラク
- イエメン
- ソマリランド
- ソマリア
- イスラエルほか
こうして見てみると、日本でも人気のヨーロッパ観光国を始め、ニュースでよく目にする中東の国々、次いでアフリカの一部がかなり危険と言う事が分かります。
少し意外なのはタイやマレーシア等アジアの国もこのランクに入っている事でしょうか。
特にヨーロッパの主要の国は殆どが現在危険な地域として考えられるでしょう。
次は上記と比較すると少し危険度は落ちますが、それでもテロ発生のリスクがあるとされている国です。
[テロが発生する可能性が高い国]
- 中国
- アメリカ
- カナダ
- イラン
- スーダン
- セネガル
- ウガンダ
- ネパール
- イタリア
- オーストリア
- ボスニアヘルツェゴビナ
- ウクライナ
- スウェーデン
- オランダ
- デンマーク
- ギリシャ
- パラグアイ
- ペルー
- プエルトリコ
- カザフスタンほか
このレベルでは、ヨーロッパの半分ほどの国の他に東アジアの元々情勢が不安定な国が入っています。
特筆すべきは南米の国も幾つか散見する事が出来る事ですね。
アジアでは大国中国も入っているのが見て取れます。
[テロの脅威: 注意]
- フィンランド
- ノルウェー
- ベラルーシ
- ルーマニア
- スロバキア
- ブルガリア
- ポルトガル
- ブルキナファソ
- ベナン
- トーゴ
- ガーナ
- タンザニア
- スリランカ
- ウズベキスタン
- キルギスタン
- モナコほか
注意が必要とされる国では北欧と東欧の一部、そしてアフリカの国々が名を連ねています。
イメージとしてテロとは縁が無さそうな北欧でも気を付ける必要があると言う事だと思います。
以前ベルギーでも空港と地下鉄で連鎖テロがありましたが、それと同じような事が付近国でも起こる可能性があると考えるべきだと言う事です。
次は現在でもテロの可能性が低いとされている国を見てみましょう。
[テロの脅威: 低い]
- 日本
- 台湾
- 韓国
- 北朝鮮
- モンゴル
- ベトナム
- ラオス
- ブータン
- トルクメニスタン
- アルメニア
- ハンガリー
- ニュージーランド
- モルドヴァ
- メキシコ
- ボリビア
- エクアドル
- スロベニア
- スイス
- ポーランド
- ラトビア
- エストニア
- リトアニアほか
現在でも可能性が低いとされている国は日本を始めとした東アジアの国と、その他のアジアの一部。
それとヨーロッパの国でも幾つかはテロ発生の危険度が低いと思われる様です。
南米からは3つの国が入っていますが、一律過去の歴史の中でイスラム教徒との関わりがそこまで頻繁ではなかった国と言いかえる事が出来そうです。
しかし、日本に限っては過去テロ対策支援としてイラクやレバノンに2億円の資金を投じた経緯もあり、現在ではテロのターゲットになっているとも言われています。
この様に可能性が低いとされる国でも、あくまで優先度が低いと考えられる事もあるので、油断は禁物です。
特にこれから観光で訪れる予定の国がテロの可能性が高い国となっていた場合は、事前に情報収集を行い自己防衛もきっちり行う様に意識していく事が重要と言えそうです。
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