災害によって発生する損失の概要
防災を行う事によって、まずは生命の危機を回避する事が重要になります。
自身のみでなく、周りの人も合わせて無事でやり過ごす事が大事になりますね。
しかし、災害の種類や規模によってそれ以外にも損失を被ってしまう事になります。
一言で損失と言うと非常に多岐に渡ってしまいますが、ここでは現実問題どの様な物が駄目になってしまうのか見てみたいと思います。
日常生活に支障をきたす
精神的にもダメージが大きいのが、以前の様な日常生活に戻れるのかと言う不安です。
人間は環境の変化にとまどう生き物ですから、それが人智の及ばない天災となると半ば強制的に非日常に投げ出されてしまうわけです。
それは途方もないストレスです。
誰しも平穏な毎日が続くのが一番と思っていますから、ある特定の瞬間からそれが長期間かなわなくなると思うと精神的な疲弊も顕著になります。
具体的には、自然災害によって家財の損失があります。
家具も倒れたり落下したりして、その後使用不能になってしまう可能性が多々ありますね。
その中には割と高価な家電製品類も含まれます。
テレビや電子レンジなど、それまでは特に意識する事もなく使用していた家財が使えなくなる状況は多いんです。
地震の場合、震度が強ければ揺れによって先に挙げた物も倒壊しますから、元の日常生活に戻るとなると再度買いなおす必要も出てきます。
それに伴い金銭も出て行ってしまうので、より精神的にもダメージは被ります。
火災であれば燃えてしまうかもしれません。台風や豪雨の水害に見舞われると水浸しになってしまいます。
家屋の損壊も発生する
家具の損失は主に屋内での損失と言えますが、災害によって直接家屋自体の損失も発生します。
阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震と大きな震災3つを例に取っても、ビルや家屋が倒壊している映像は誰しも目にしたことがあります。
昨日まで普通にそこまで暮らしていたのに、ある日を境に長期間別の場所で生活する事になってしまいます。
この場合家屋も立派な家財になるので、等しく損失と言えるでしょう。
自治体等から補助が出たりもしますが、罹災証明書の手続きを行う必要がある事と、金額自体はそこまで多いと思わない方が賢明でしょう。
その後修理や立て直しが必要になるので、それも金額感としてはおいそれと出来る物でもないです。
出来れば事前に定期的に点検、保守などを行い、場合によっては耐震構造の物に替えておくなどの配慮が必要になります。
意外に知られていない事ですが、日本の多くの市区町村では診断や、耐震構造改修工事の費用の一部を補助してくれます。気になる方は最寄りの市役所などに問い合わせてみるのも良いと思います。
災害の損失は事前の対策と情報を集めておく
今回この記事で挙げた損失にまつわる物は、事前に対策をこうじておくことで軽微な物に抑える事が出来ます。
家具は揺れに対応するように天井や床に固定しておくだけで大分違いますし、先にも述べた様に家屋の耐震構造を見直しておく事も有用です。
それと合わせて、損失を補てんできるようなシステムが自治体に存在しているのか、「こう言った場合はこう対応する」等色々調べておくと良いでしょう。
特にこの手の情報は自ら取得しに行かないと表に出る機会は少ない物なので、様々な状況を想定して情報収集しておくと有用です。
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