地震は世界中で起きていますが
日本は常に地震が発生している国で、時には大きな災害に発展することもあります。
地震は地下で起きる岩盤のずれによって発生しますが、日本の周辺には太平洋プレートやフィリピン海プレートが1年間に数センチの速さで動いていて、陸のプレートの下に沈み込んでいます。
このように複数のプレートによって力がかかっているために、世界でも有数の地震の多発地帯になっています。ところが、世界では地震の発生する地域とそうではない地域がはっきりと分かれています。では地震が行ない国とはどういったところがあるのでしょうか。
地震が発生しない国とはどこでしょう
世界には太平洋プレート以外にも、「北米プレート」「ユーラシアプレート」「インド・オーストラリアプレート」などたくさんのプレートがありますが、このプレートを中心にしてマグニチュード5以上の地震が多発しています。
しかし、ここから離れた国では地震がかなり少なくなります。ヨーロッパで大きな地震が起きたニュースを聞くことはほとんどありませんが、ドイツ、フランス、スイスやアフリカの中北部、カナダ中北部などではほとんど地震が起きることがありません。
これは地震を引き起こすプレートが近くになくて、プレート同士がぶつかって反発しあうことがないために、世界でも安全な国になっています。
その他にもスウェーデン、エジプト、オーストラリア、インドシナ、カナダ、ロシア、ブラジルなどが地震が少ない国になっています。
このうちスウェーデンでは、地域一帯が強固な岩盤の上にあって、掘削のためにアルフレッド・ノーベルがダイナマイトを発明したと言われているくらい安定したところになります。
このように地震が少ない国は、大陸プレートから離れていて、強固な地盤の上にある地域ということになりますが、しかしながら絶対に地震が発生しないという事ではありませんので、常日頃からの備えは必要です。
地震とともに生活する日本
世界の地震分布図をみると日本から東南アジアにかけてや、アメリカ大陸の西側地域に地震が集中していることがわかります。
半面、真っ白でほとんど大きな地震が発生していないところもあります。
日本に住んでいると地震が起きるのは当たり前のような気がしますが、実際にはほとんど起こらない国もたくさんあります。
時代が進んで宇宙に住めるようになれば、全く地震を気にせずに暮らすことができるようになるかもしれませんが、残念ながら、現実では日本はプレートが集中しているところで、常に大きな地震に備える必要がある国になります。
これを避けて通ることはできませんので、日ごろからの備えを忘れないことが自分の身を守る一番の方法となります。