電気の供給がストップしたら気を付ける事
震災後に町の電気が止まってしまった際には、幾つか気を付けるべきポイントがあります。
特に夜間は真っ暗になってしまうので、防災だけでなく防犯面でも重々注意する必要が出てきます。
その他にも災害の種類によっては電線が破損してその結果停電になっている場合も考えられます。
実は停電時は危険な状況が沢山潜んでいると覚えておきましょう。
夜間の外出は控える
停電しても割と短時間で復旧する物であれば何も問題は無いと思いますが、震災等によって長期に渡って停電となるとその地域は夜間は真っ暗になります。
信号機や街灯も点灯しない事が多いので、極力夜の外出は控えましょう。
特に女性や小さいお子様の場合は注意が必要です。
震災時は一時とは言え治安の悪化も想定されます。
海外に比べても規律正しい事で有名な日本人ですが、それでも大きな震災に遭遇し、半ば暴徒化している人もいないとは限りませんね。
屋外ではこう言った人達との犯罪に巻き込まれない様に注意しましょう。
やはり出来れば夕方以降は外出を控える位が良いと思います。
自宅内に居る際でも念入りに戸締りを強化しましょう。
玄関の鍵だけでなく、各部屋の窓なども再度鍵が掛かっている確認した上で夜間は過ごしたい所です。
明かりが無い事によって、泥棒や強盗の被害が増える可能性がありますので、自分の家は大丈夫とタカをくくらずいつも以上に施錠に注意しましょう。
屋外で気を付ける事
出来れば停電時の夜間の外出は控えましょうと書きましたが、それでも点検や確認のために外に出なければならない時もあると思います。
いかんせん真っ暗ですので、災害の余波での頭上からの落下物には注意しましょう。
おおよそ考えられる停電を引き起こす災害と言うのは、地震、台風等があると思います。
地震で大きく揺れた場合、その際に崩れる一歩手前の状態になっている瓦などもありますので、それらの落下に気をつけましょう。
同じく台風の強風によって電線がショートした場合なども、風によって煽られた飛来物が当たると怪我の元になります。
併せてこれも注意しながら屋外で作業するようにしましょう。
停電時はブレーカーを落としておく
ライフラインが停止した際は住宅のブレーカーも落としておくようにしましょう。
これは、いきなり電気が復旧した際に各家電の電気火災を防ぐためです。
中には震災時に破損している家電もあるかもしれません。
そこに普段と同じく電気が流れると何かしらの火災が発生する危険性もあるので、一度ブレーカーを落としておくことによって急な復旧の際にも二次災害を防げます。
念には念を入れて各コンセントを抜いておくのも良いと思います。
停電時その他の対応
明かりが無いので効力を発揮するのはろうそくや懐中電灯になりますが、その他にもスマホ端末の光を使う方法もお勧めです。
充電の問題があるので応急処置的な意味合いが強いですが、有事の際は活用しましょう。
冷蔵庫、冷凍庫の開閉は極力控える様にしましょう。
停電時には時間の経過と共に冷蔵庫内の温度は高くなっていきます。開閉の回数を抑える事で庫内の温度が暖かくなるのは少し防ぐ事が出来ると覚えておきましょう。
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