防災グッズの中でも何を最優先すればよいか
地震がいつおこってもおかしくないという地域なら防災グッズはきちんと用意している人も多いでしょう。
防災グッズをこれから準備しようという人も、すでに持っている人も、防災グッズの中身はきちんと確認していますか。
いざというときに最も重要になってくるものは何でしょうか。
とりあえずは災害が起きたら最初の一日をしのげることのできる道具がそろっていればまずは安心です。
あれこれとたくさんのものがありすぎても荷物になる場合もあります。
大事なものは取り出しやすい場所に
防災グッズの中に必ず入れてほしい物は、いろいろありますが、まず懐中電灯、ラジオはわかりやすいところに入れておきたいものです。
防災グッズを入れるザックなどにあれこれ適当に詰めていると、いざというとき肝心なものが取り出しにくいということがあります。
震災は昼間に起こるとは限りません。暗がりの中を急いで避難するのは大変危険です。
それから、震災のときは慌てず行動することも大事なので情報源となるラジオは必須アイテムです。今一度使い方を確認し、電池などはきちんと入っているか、予備の電池もあるかを確認しておきましょう。これは懐中電灯も同じですね。
万が一、火が使えないというときに、ライターやマッチなどもあると助かることがあります。それから救急セット。慌てて怪我をする場合もあります。
そして、タオル。これは何かと使用頻度が多いといいます。けがをしたときにも役立つことがあるでしょう。
防災グッズには入っていないことが多いので自分で用意しておきましょう。それから袋には入りませんが、ぜひ外に出るときに用意してもらいたいものがヘルメットと運動靴。足元や頭を安全な状態にしておくことは避難するときには当然のことです。いざというときに慌てないように枕元や玄関に置いておきましょう。
あらゆる状況を想定して
例えば家で防災グッズを用意していても、外で震災に合うことも考えられます。寒い日かもしれませんし、真夏かもしれません。家よりも外にいるほうが時間が長いという人なら、家に防災グッズがあってもいざというときはまったく役にたたないことも考えられます。
できれば、小さくて持ち運びしやすいミニライトやホイッスル、救急セットなどをかばんに入れておくとよいでしょう。また、よく売られている防災ガイドブックなども一通り目を通すだけでなく、持ち歩いたりときどき目を通すようにして再確認してみてください。
家のリビングの目につく場所に置いたり、重要項目はコピーして壁に貼り付けるなどしておくのもいいアイデアです。日ごろ家族で防災について話す機会も設けましょう。