福島県沖地震の次の大地震を予知する説はたくさんありますが
今年は大きい地震が多い1年になりました。地震大国ニッポンでは権威のある地震研究家たちにより、今後どこで大きな地震があるのかたびたび予測されています。防災データベースでも過去に地震予知については記事にしてきました。
木村教授が警告 「近く巨大地震が日本近海で発生する」!?
今回『週刊現代』(2016年12月10日号)によると、地震学が専門の武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏が今後の起こりうる大地震について明らかにしています。
福島県沖地震は「揺れ戻し型余震」である
11月22日に発生した福島沖地震は東日本大震災の影響で引き起こされてたと考えられています。東日本大震災から5年経った今も大地は変動を続け、巨大な余震を引き起こしていると島村教授は語っています。
「一口に余震と言っても、大きく二つのタイプに分かれます。一つは本震で地殻に溜まった歪みが解消されず、壊れ残った場所が動くもの。言うなれば『揺れ残り』型です。
もう一つは、大きな本震が起きた後、地殻が動きすぎたために、元に戻ろうとして起こるもの。いわゆる『揺れ戻し』です。今回の福島県沖の地震は、この揺れ戻し型だったと言えるでしょう」(島村教授)
引用元:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50398
最近地殻の動くに逆転現象が発生している
大地震が起きた後には動きすぎた大地が戻ろうとします。まさにこの動きが次の大震災につながるのではないかと島村教授は危惧しています。
東日本大震災による地殻の大変動で、日本列島は太平洋側に大きく引きずり出されました。その動きは5年後の現在も続き、東北地方では近くが太平洋向きにゆっくり移動しています。
その一方で、国土地理院が震災5年を機にまとめた1年ごとの陸地の移動量データによると、千葉県北部の沿岸部で目立った変化が確認されています。例えば銚子に設置されたGPS観測点は2015年までの4年間で累計51センチ海向きに動いていました。ところが2016年までの1年間で動きが反転し、陸向きに1センチ戻り逆転は始まっているのです。
房総沖で動きすぎた近くが戻ろうとする動きと、依然として海向きに動いている東北川の動きがぶるかっていている現象が太平洋側で起こっていることになります。島村教授はこれが拡大すると、近くの境界で破壊が起こり、新たな巨大地震が発生するのではないかと危惧しているのです。
「3・11はM9・0という途方もなく大きな地震でした。一般的に余震は本震のマグニチュード(強さ)のマイナス1までのものがあると言われますから、3・11の余震はM8になる可能性がある。22日の地震はM7・4でしたが、M8というと8倍近いエネルギーを持つ地震です。そのような余震が今後も続くと考えられるのです」(島村教授)
引用元:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50398
地殻の動きが反転したいまこそ大地震が発生するリスクが非常に高いです。それは首都圏にも大地震と大津波が襲い掛かる可能性が高まっていると言えます。
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