被災後の窃盗等に要注意

火事場泥棒

被災後に見られる流言飛語と犯罪

現在未曾有の大地震に見舞われてしまった熊本県で、多くの人が避難所生活を強いられる等状況は緊迫しています。
阪神淡路大震災、東日本大震災と大きな災害を経験してきた日本ですが、決まって災害後に犯罪が起きたり流言飛語が出回ります。

今回の地震に関しても、大々的にメディアで報道はしていませんが一部では強姦や強盗、窃盗などの事件が起きていると言われています。
明確なソースが開示出来ない以上、地名などは伏せますが、こう言った事象から家財や身を守る必要も出てきます。

偽の大工などが訪れる

良く聞かれる手口としては、地震の被害を受けた家屋を偽の大工や建築業者が訪れるという物があります。
最初に訪れた際は下見の様な物で、家人に「無償で工事します」等甘言で近づく事もあるそうです。

うっかり家の中に招き入れる等の行為は危険と見られ、夜間近隣住民が避難所に向かった後などに忍び込み、窃盗をすると言う事象も報告されていますね。

こう言った詐欺や窃盗から家財を守るには、先ず業者を名乗る人物には名刺をもらう等身元を確認しておきましょう。
明らかに粗雑な急造の名刺や、名刺を持っていない場合はそれだけで断るつもりで良いと思います。

肝心な事は家に近づけない事なので、少しでも怪しいと思ったら毅然とした態度で接しましょう。
又、窃盗を防ぐには、家の中の貴重品はなるべく見につけて避難所に向かうと言った事や、優先的に出入り口の修繕を済ませておく事が推奨されます。

二つ目の修繕は、時間と手間がかかるので難しいと思いますが、火事場泥棒に侵入されない様に最善の注意払っておきましょう。
残念な事にこうした非常事態には善意にかこつけて犯罪を行う人も居ると言う事ですね。

女性なるべく一人にならないように

次いで強姦事件等も一気に増えます。
被災し自暴自棄になった人が増える事もありますが、女性をターゲットに犯罪をする人が多い様です。

中には「食料がある」等の甘言で誘い込み、その先で乱暴を働く人もいるようです。
女性の方でこの様に声を掛けられた場合は、おいそれと付いていくのではなく、自分の身の安全を最優先に考えましょう。

一説には車で寝ている際に、勝手に入って来て乱暴されたケースもあると聞きます。
夜間車中泊をする方々は、各ドアのロックをしっかりと確認した上で眠る様にしましょう。

震災と言う非常事態には、非日常的な事が起きる物です。
普段では気にも留めなかった様な事でも、きっちり注意して防犯にも取り組みましょう。

偽の情報に注意する

電話線の不通等があっても、現在ではSNS等で情報得る事は容易にできます。
特に被災した方々にとっては、この情報と言うのは非常に大事で、避難生活を行う上で関係する物、有益情報はいち早く入手したい所です。

しかし、残念ながらこうした非常事態に便乗し、流言飛語をネットに上げる人も少なくありません。
中には悪気は無くても、大元の情報の出所を詳しく調べず拡散してしまう人も多くいます。

その手の情報が広まると、誤った行動を取る事になってしまったり、混乱に直結する事も出てきますので、可能な限り冷静になって今見ている情報は確かな物か、最初の出所は信用のおける機関が発した物なのかを判別するようにしましょう。

この際ネットの情報だけでなく、ラジオがあると良いです。
ラジオで出される情報の方が正確性は高いと言う事の他に、どこの機関が発した物かは簡単に判別がつくからです。

防災グッズの中に小型ラジオを入れておく事をよく勧められるのはこう言った背景もあります。

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  1. 2016年 4月 18日
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