歯磨きで口の中を清潔に 感染症予防にもつながる
近年、地震や豪雨、土砂災害、火山の噴火など、大規模な自然災害が増えています。
このような災害は、いつ自分の身に降りかかるかわかりませんので、日頃から防災用品を準備しておきたいものです。
ところで、皆さんはその中に歯プラシなどの“お口のケア用品”は入れていますか?避難生活などで水が不足すると、歯みがきもなかなか普段のようにはできません。
そこで今回は、防災用品として準備しておきたいお口のケア用品や避難先での歯のみがき方について紹介します。
歯みがきができないと体にも悪影響が・・・
もし避難生活で歯みがきができないと、どうなってしまうのでしょう?
「数日くらい、歯をみがかなくても大丈夫」と思われるかもしれませんが、高齢者や子供は病気のきっかけになる場合もあります。その代表的なものが「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」で、口の中が不衛生になるとかかりやすくなると言われています。また、集団生活ではインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなりますが、口の中を清潔に保つことは感染症予防にもつながります。
ストレスから免疫が低下しがちな避難生活では、きちんとしたお口のケアがとても重要になります。
【備えておきたいケア用品】
⑴ 歯プラシ・・・1人1本ずつ用意しましょう
⑵ 液体歯みがき・・・量の目安は2人で500ml程度のものを1本(1回10mlで約10日)
災害時の歯のみがき方
では、避難先での歯のみがき方を具体的にご紹介します。
【ケース1】歯ブラシがないときは?
もし歯ブラシがない時は、少量の水分を口に含みブクプクうがいをして口の中の食べ力スを洗い流しましょう。
また、指先にハン力チやティッシュを巻いて、歯の表面のよごれをぬぐい取るだけでもスッキリします。
【ケース2】水が少ない時は?
災害時は飲み水を優先するため、歯をみがくための水を確保できない場合もあります。そのような時は、すすぐ必要のない「液体歯みがき」が便利です。10ml程度を口全体に行き渡らせたら、歯プラシでブラッシングしましょう。また、うがい薬や洗口液でロの中をすすぐのも有効です。
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