9号が去ったばかりなのに
台風9号が東日本を縦断したばかりの列島に、再び台風襲来の危機が迫っています。
九州沖に停滞している10号が高い海水温の影響で徐々に勢力を強めており、早ければ来週にも列島へ接近する恐れがあります。
9号より強力に成長した台風の襲来に備え、気象庁は警戒を強めています。
東日本に次々と襲来した台風9、11号と異なり、10号は西日本上空にある高気圧の縁を時計回りに回る風の影響で西へ移動。
現在は九州の南方沖で進行方向を変えながらゆっくりと動いています。
関東に上陸した台風9号は接近中に勢力を強めたが、要因となった列島近海の海面水温の高さが、10号の勢力も強めています。
本州南西沖の水温は30度近くで平年より1、2度高く、台風に十分な水分量を供給しています。
台風10号は23日午前9時現在、中心気圧985ヘクトパスカル、最大風速25メートル、25日には955ヘクトパスカルとなり、最大風速40メートルで勢力の「強い」台風へ発達すると予測されています。
では、列島に接近するのはいつ頃になるのでしょうか。
今後の進路は・・・?
気象庁は2つのシナリオを想定しています。
1つはゆっくりと東へ移動し、列島東側の高気圧の縁を回る風に乗るパターン。
この場合、関東南方まで移動するのに相当時間がかかるため時期は不明確だが、首都圏に影響を与えた9号と似た進路を取る恐れが高いといいます。
2つ目は列島東西に位置する高気圧が勢力を弱め、偏西風が南へ蛇行し、台風を引き込むパターンです。
この場合は西日本でも上陸の恐れがあり、早ければ来週の週明け頃にも接近する可能性があるといいます。
いずれにしても10号の勢力は9号を上回るレベルに成長する見込みで、気象庁の松本積主任予報官は「どこかのタイミングで北上するとみられるので、今後の台風情報に注意してもらいたい」と言っています。
参照記事:http://news.livedoor.com/
画像出典元:http://typhoon.yahoo.co.jp/
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