乗り物と似た感覚に陥る
昨日の熊本地震の余波で、現在「地震酔い」する人が多発しています。
最初の震度7を観測した地震から、その後続く余震により体調を崩す事になります。
具体的には、船酔いと似たような物と言われていますが、長期的に地面が揺れる事によって、視覚情報と平衡感覚にズレが生じる事になる事です。
俗に三半規管が弱い人は船以外でもバスや車で酔うと思いますが、余震で揺れが続く事により、これと同じような感覚に陥る人が多いんですね。
又、精神的な部分でも地震はストレスを生じるので、結果的にそれが体調を悪化させる大きな原因にもなります。
地震酔いが有名になったのは3.11の後
「地震酔い」と言う単語自体は正式に医学用語で使用されているものではない様です。
5年前の東日本大震災の際には、離れた首都圏でも続く余震を体感しました。
私個人も当時都内に住んでいましたが、暫くつづいた余震によりどことなく気持ち悪くなったことを覚えています。
同じく気分を悪くした人は多く、周りを含めネット上でも多く散見されました。
何というか、余震で揺れ出すと「またかー」と言う嫌な気持ちになり、その暗い気持ちがそのまま体調に出た感じです。
これはあくまでニュアンスの話ですが、当時を振り返って記事にしてみると正にこんな表現が合うと思います。
地震酔いの解決法は
気になる地震酔いの解決法ですが、明確にこれだと言うものは存在していません。
しかし、効力を発揮する物として、梅干しを食べると言う方法があります。
特に吐き気に対して効力を発揮しますが、胃の辺りがムカムカとし、胃液や食べた物を戻しそうと言う状況では梅干を食べるとスッと引く事が多いです。
恐らく梅干しに含まれる塩分等と関係があると思いますが、ひょっとしたら塩を舐めるだけでも効果があるかもしれません。
その他根本的に地震酔いを解決となると、現状では軽く体を動かす、深呼吸をすると言った事しかない様ですね。
船や車から酔った状態で降りた時と同じ感覚が続くわけですから、すんなりとはいかなくても効果はあると思います。
水を飲む、三半規管を落ち着かせるために遠くを見つめると言った方法も効果があるとされていますね。
5年前にも言われた事ですが、一般的な酔い止めも効果がある場合が多いとの事。
どうしても収まらないけど何とかしたいと言う人は、市販の酔い止めを試してみるのも手だと思います。
コメント
-
2016年 4月 28日
-
2016年 4月 29日
この記事へのコメントはありません。