海外から見た日本の耐震性

大地震

日本の建造物の耐震性に関して

先週発生した熊本地震で、連日報道が続いていますが中国のメディアによると日本のマンション等の耐震性は相当高い技術との事です。
地震大国の日本では、昔からいかに地震と向き合うかが一つの焦点でした。

ヨーロッパの観光地等で市街を訪れると、中世の趣を残したままの建造物も多く存在し今でも普通にそこで人が生活して居たりします。
これは、日本と比較しても地震の脅威を懸念する必要が無い事と、実際過去に震災に見舞われたと言う記録はあまりありません。

よって、古くから建っている建物でも有効活用する風土がありますから、情緒溢れるアパートやマンションも当時の面影を残したまま現在も存在してるんですね。

日本の文化と耐震技術

日本では昔から長男が家をリフォーム、もしくは新たに建てると言う風潮があります。
先のヨーロッパの話とは打って変わって、30年もすると「そろそろリフォームかな」と言う意見も出ます。

見た目が綺麗になる事の他に、古くなった建物は耐震性の観点から見て不安と言う心情がそうさせると思います。
今回の熊本地震では、揺れによって二棟の連結部分がパックリ割けたマンションが報道されていました。

インパクトのある映像なのでテレビ向きだったのかもしれませんが、覚えている人は多いと思います。
この映像は海外のメディアでも取り上げられ、見た目としては震災の被害を大きく受けたマンションの様に見えますが、棟自体は問題なく立っている事が注目を集めています。

特にお隣の中国では、この様に日本の耐震性に驚く声が多い様です。

震災被害を抑えている日本

裏を返せば、同じ規模の地震が海外で起きるともっと大きな被害が多発すると言う事です。
残念ながら築年数が長い家屋は倒壊する事もありますが、先の2008年四川大地震を例にとっても、もっと大規模に倒壊の被害は起きた様です。

今もクローズアップされる事の多い避難所の風景、体育科や公民館等が該当しますが、こう言った建物すらも軒並み倒壊してしまうのが海外では多くみられるそうです。
要は、避難する場所すら無いと言う事態になるんですね。

実際似たような驚きの声と言うのは、中国だけなく他の国からも多く聞かれます。
建築基準法等も含め、様々な技術は今後各国でも取り入れると言われています。

やはり地震大国の日本では、防災・減災は高い水準にあると言えることだと思います。
あらかじめ情報を入手しておいて、有事に備えるようにしましょう。

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