就寝中に地震が起きたら なによりも枕などで頭を守ることが一番大切
地震は深夜や早朝に発生すると被害が大きくなります。
人が最も無防備になる就寝時に、大地震が発生したらどうしたらいいのでしょうか。
地震により停電して家の中は真っ暗です。障害物も多い中、家から脱出しなければならない状況が考えられます。
普段から気を付けなければならない点を紹介します。
寝室に大きな家具を絶対に置かない
寝室には倒れたら危険な大型家具や、落下する可能性の高い照明器具を付けるはやめましょう。
置くとしたら背の低い家具や、天井に直付けのできるシーリングライトを選びましょう。
家具は背が低くても、壁に固定して下さい。
まず頭を守る!
夜、地震が来ても突然すぎて何もできないでしょう。そこで覚えておいてほしいのが、地震が起きたら枕を頭に乗せ、家具から離れ揺れがおさまるのを待ってほしいのです。とにかく大切なのは頭を守ることです。
揺れが完全におさまったら避難して下さい。揺れが激しい間はけして動いてはいけません。
揺れがおさまってから避難をする
電気がつかないと安全に逃げることができません。普段から寝室には懐中電灯を用意しておきましょう。
また地震直後は床にガラスの破片が散らばっている可能性があります。常にスリッパを枕元に置いておき、逃げる際は裸足ではなく、スリッパを履いて足を怪我しないようにしてから出かけて下さい。
乾電池式やコンセントにそのままさせる充電タイプの小型センサーライトを廊下などに置いておくと、停電しても避難経路がわかり便利です。
家から出たら避難場所へ行く
玄関に辿り着いたら、非常持ち出し袋を持って避難所に向かいます。
非常持ち出し袋は普段使わないので、物入れや物置きにしまいこみがちですが、普段から玄関の近くなど持ち出しやすい場所に置いておくのもポイントです。
危険なのは家の中だけでなく、避難所までの道のりも危険です。停電になると街路灯や信号が消えてしまい、普段と見え方がまるで違います。歩き慣れている道もちょっとした段差で転んで怪我をしてしまう可能性もあります。避難所へ行く時は懐中電灯を持ち出かけるか、なければ携帯電話やスマホの液晶画面の灯りで道を照らしましょう。
避難所・避難場所までの道のりを一度歩いておこう
万が一のために、一度昼間に家族で避難場所までの道を歩いて確認し、どの道を通れば安全に避難場所まで行けるか下見をしておくと安心です。
休日に避難場所まで散歩して歩き慣れておくことは今からできる防災のひとつになると思います。
参照元:『池上彰とメ~テレが真剣に考える 南海トラフ巨大地震から命を守れ!』(池上彰・メ~テレ報道局スタッフ著)
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