地球上の火山の約7割が日本に集中しているんです
日本は地震国だけでなく、火山国であるのは防災データベースで繰り返し伝えてきました。
地球上で約750の火山が活動しており、約7割の火山が日本に集中しています。
火山もひとたび噴火が起こるとその周辺の地域は大きな被害に遭いますし、規模が大きいと場合によっては世界の気候に影響を与えるほどになります。
一方で日本が火山であることによって悪いことばかりではありません。
火山があることで日本各地では良質な温泉が多数あります。
良くも悪くも火山国である日本に住んでいるものにとって、火山の基礎知識は身につけておきたいです。
火山噴火の仕組み
火山はなぜ噴火をするのでしょうか。
噴火するものは主に「溶岩(ようがん)」ですが、それが地中にある「マグマ」が地表に流れ出したものです。つまりマグマが噴火の原因で、マグマは地震と同じく、通常プレートの境目で発生しています。
マグマは発生するとその場にずっと留まっているわけでなく、上昇していきます。この上昇してきたマグマは一時「マグマ溜まり」に蓄えられ、そこから地面の弱いところを突き破って噴火します。
溶岩や火山灰が積もって山となります。
火山の種類
一言で火山といってもいろいろな種類があります。
例えば富士山のような文字通りきれいな山のかたちをした火山や、昭和新山など妙に盛り上がっている火山、さらにはマウナロア山のように平べったい火山と多様です。
火山の違いは溶岩の粘り気度合いが関係しています。
マウナロア山などは溶岩の粘り気がなくさらさらしているので、噴火すると平らに広がります。
逆に昭和新山などは粘り気が強いので、広がらずにもこっとなります。
【盾状火山(たてじょうかざん)】
溶岩の粘り気が弱く、平たく盾のかたちをした火山です。
例:マウナロア山(ハワイ)、キラウエア山(ハワイ)
【成層火山(せいそうかざん)】
溶岩の粘り気が中程度で、溶岩と火山灰などの噴出物が交互に噴出してできるので、きれいな層を成した火山となります。
例:富士山(静岡/山梨)、浅間山(群馬/長野)
【鐘状火山(しょうじょうかざん)】
溶岩の粘り気が強く、つりがね形をしたドーム状の火山となります。
例:昭和新山(北海道)、大有珠(北海道)
画像出典:http://www.akita-c.ed.jp/e-furusato/tyoukai/kazankei.html
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