懸念される阿蘇山の噴火について

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熊本地震と阿蘇山噴火の可能性は

4月16日に続き5月1日にも噴火をした阿蘇山。
先月発生した最大震度7を観測した熊本地震の余波を受けて、阿蘇山が噴火するのではないかと懸念されていますが、現状でこれらは大噴火の予兆となりうるのでしょうか。

ライブドアニュースで気になる記事がありましたので下記にリンクを掲載します。
http://news.livedoor.com/article/detail/11499791/

熊本地震が襲った熊本の中央部には阿蘇山がある。外輪山(がいりんざん)を含めると横浜市が全部入るぐらいの広大な山で、その中心となる中岳が地震直後の4月16日に続き、5月1日にも噴火した。

これらは大噴火の前触れなのか? 週プレ取材班は急きょ阿蘇に飛び、火口のドローン撮影に成功した。すると火口の中では予想もしなかったことが起きていたのだ。

引用元:阿蘇山大噴火の危険な兆候…火口湖の“エメラルドグリーン”が消失していた!?

この記事によると、突風が吹き荒む5月4日、ドローンを用いて上空より撮影した結果について記述してあります。
内容は、本来であれば火口に溜まったエメラルドグリーンの水が撮影されるはずですが、噴煙の合間に移った映像にはそれが無かったようです。

カルデラでもある阿蘇山。イメージとしても火口のくぼみに満面の水が入っている物ですが、それが無いとなるとますます事態は深刻な様相を呈すると言えます。

その結果代わりに黒い溶岩で覆われた山肌が映し出され、今や元々そこに存在したはずの水は完全に蒸発してしまった事が見て取れます。

東日本大震災の後も阿蘇山は活発に

なんでも昨年阿蘇山の火口を撮影した際にはまだ水の存在は確認できたとの事。
蒸発してしまった背景には先の地震が関係していると考える方が妥当かもしれません。

元々中岳の西側深さ6キロメートルに位置していたマグマ溜まりが、今回の揺れにより更に西側に50センチ程引き伸ばされている事も明らかになりました。
沈んだ地盤は最大で30センチに昇ると言われています。

元々阿蘇の中岳は昭和以降噴火により21人の命を奪っていると言います。
又昨年の9月には噴煙と噴石により入山規制も敷かれました。

2011年の東日本大震災の後にも、阿蘇山の活動が活発になった記録があり、古来より言われるように地震と火山の因果関係を暗に示しているとも言えます。
実際熊本地震の影響と思われる火山の活動は九州地方の他の山にも見られるとの事です。

仮に阿蘇山が大噴火を起こす事があれば富士山が噴火するよりも被害が出るとの説もあり、引き続き注意が必要と言えるでしょう。

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