率先して子供と関わる事
大きな災害があった際には避難所での生活を送る事になると思います。
沢山の人と共同生活を送るうえで、中には子供も沢山います。
災害に際して将来への不安や、精神的にダメージを負ってしまうのは大人ばかりではありません。
むしろ子供の方がメンタル的なダメージを引きずる傾向にあり、避難所生活の中でも周りの人のケアが必要になるでしょう。
率先して大人が子供に関わる事で、暗くなりがちな生活も明るくなるばかりか、環境を良くする事にも繫がります。
ストレスを解消するために遊ぶ
子供でも知らない間に避難所生活の中でストレスを感じているかもしれません。
それは大人も同じですが、声を掛け合う等の他にも子供と遊ぶことで精神衛生上もストレスが緩和されると思います。
家庭用ゲーム機器が無くても出来る事は沢山あり、鬼ごっこやボールを使った遊びで心身共にリラックスする事が大事です。
幼い子供向けには絵本を読んであげたり、面白い話をしてあげるのでも良いと思います。
重要なのはその中で鬱積した感情を外に開放させてあげる事です。
大きな声を出させてあげるのはまさに効果があり、可能な限りケアしてあげましょう。
子供からの問いかけには極力応じる
大人に比べて子供は感情の表現が上手く出来ません。
個人差はありますが、精神的にモヤモヤを感じていてもそれを表に出す術を知らない子供が多いです。
別の形で出てしまうと別の子供に暴力をふるったりする事も想定できますし、そうならないためにも子供からの問いかけにはじっくり応じる様にしましょう。
災害によって皆余裕が無いのは分かりますが、極力子供発信のコミュニケーションはキャッチするべきですね。
先ずは話をしっかりと聞き、出来るだけそれに合わせた会話をする事でコミュニケーションは深まります。
又、安心感を与える事にもなりますし、大人よりも環境によって体調を崩す子供に対するケアにもなります。
顔色が悪いとか、普段とは違う部分をキャッチしたら体調不良も伺ってみる必要が出てきます。
物資も限られているかもしれませんが、有事の際は優先的に幼い子に与える様にしたいですね。
避難所で子供に見られるストレスの兆候
この様な特異な状況ではストレスを感じた子供の特徴として下記の様な物が散見されます。
- 落ち着きがなくなりソワソワしている
- 頭痛、吐き気などを催す
- 会話の頻度が極端に減る
- 出来ていた事が出来なくなる
これは一例ではありますが、主にこの様な状態が見受けられたら周りの大人が対応してあげましょう。
何かしらの原因があって体調に影響を及ぼしています。
叱ったり強制するのではなく、先ずは同じ目線に立ってコミュニケーションを取りながら面倒を見てあげましょう。