出来る限り避難所には行きたくない
巨大地震が起きるたびに、避難所での生活ぶりなどがニュースで流されます。
自分には経験のないことですが、見ていてまず不自由な暮らしだろうなと思います。
家が壊れたり、津波などで飲み込まれたら仕方ありませんが、そうでなければ、出来る限り避難所には行くことなく、自力で復旧の目処を立てたいなとも思います。
そのためにはまず身体を守らなくてはなりません。
そして、動くために最低限のエネルギー源も必要になります。
それに関する我が家の取り組みをご紹介させていただきます。
日常作業、日常食を兼ねた防災グッズ、備蓄
まず何はともあれ頭を守る必要があるのではないかと考え、真っ先に調達したのはヘルメットです。
玄関のすぐ手が届く場所に置いてあります。
次いで用意したのはハンマー。
これも玄関に置いてあります。
我が家の玄関は引き戸ですが、仮に振動で変形して開かなくなったとき、ハンマーがあれば外すなり壊すなり出来るからです。
また、作業を行うための軍手は2枚重ねにして、これも玄関の下駄箱の上に置いてあります。
これらは日常の大工仕事でも活用しています。これらが能動的な防災グッズであるのに対し、ライフラインが寸断された状態で過ごさなくてはならない場合を想定し、水と食料も備蓄しています。
水に関しては毎年大寒の日に水道水を2リットルのペットボトルに詰め、物置に保管しています。
古くから大寒の朝汲んだ水は一年間腐らないといいますが、空気を可能な限り含めずに汲んだ水は確かに1年間腐りません。
食料に関してはほとんど缶詰、即席めんで備蓄しています。
好物のさば缶を常時30缶、さんまの蒲焼を20缶、フルーツ缶を110缶、即席めん20食程度を玄関すぐ脇の屋内で備蓄しています。万が一家が壊れても、外から取り出しやすいように配慮しています。ほかに干物、乾物などは日常食を兼ねて常時入れ替えながら10袋程度は残るような使い方をしています。
毎日の備えがあれば憂いなしです
万が一への備えは、日々の生活の延長上で考えるようにしています。
巨大地震などは非常事態ですが、そうした時でも生活をしなければなりません。
その生活は現在の生活に出来るだけ近い方が適応もしやすいと考えます。
ですから、普段からある程度極限の生活を意識して、生活を出来るだけシンプル化しています。
また、先に書いた防災グッズ、備蓄品は普段からこまめに使うことで、繰り返し訓練を兼ねています。例えば、ヘルメットは庭の枝をカットする際に着用し、ハンマーは釘が浮いたりすれば打ち付けます。
軍手は空き缶などを資源ごみとして出す際に必ず着用しています。備蓄食材である缶詰類は、定期的に主食・副食として食べています。そうすることで、賞味期限切れにせずにすみますし、缶詰しか食べられないときの訓練にもなります。普段の生活を防災に組み入れることが、最大の備えだと思います。