エレベーターの中で地震が起きたときの防災対策
エレベーターは閉鎖空間です。
お世辞にも広いとは言えないスペースに、地震の際に閉じ込められてしまったと言う話も耳にしますね。
基本的に最近のエレベーターは、揺れを感知すると自動で一番近い階に停まる様に出来ている様です。
全国ではおよそ30%のエレベーターが旧式の物だと言うデータもありますが、70%の物は地震に対応しているとも言えるでしょう。
地震が起きた際に先ずする事
中空にあるエレベーターは他のフロアより地震をダイレクトに感じる事は少ないかもしれません。
震度にもよりますが、体感で揺れを感知した時にエレベーター内に居たとしたら最初に全ての階のボタンを押しましょう。
これは、上記の「自動で最寄りの階層に停まる」と言う事に対しての保険になります。
一番避けなければならないのがエレベーターの中に閉じ込められてしまう事ですね。
非難するため、二次災害に巻き込まれないためにも脱出する事を最優先に考えましょう。
そのためにはこの様に急いで全ての階のボタンを押すと言う事は重要になってきます。
万が一閉じ込められてしまっても、映画の様に天井から脱出する等はほぼ不可能だと言えます。
あれは映画の演出上の事で、実際エレベーターの天板が外れるような物を見た事がある人はかなり少ないと思います。
それに、もし天板が外れて外に出る事が出来たとしても、そこから最寄りの階層に自力で行くと言う行為は非常に大変です。
もしその途中でエレベーターが動き出すと怪我をする可能性もありますね。
以上の事を踏まえると、一番は閉じ込められないように配慮する事が大前提ですが、万が一閉じ込められた場合は静かに助けが来るのを待つのが賢明です。
最新のエレベーターは防災グッズが常備されています
新しめのエレベーターの中には、様々な防災グッズが常備されていることがあります。
大体エレベーターの中の一角、壁にめり込むような形で設置されていますが、キャビネットがありますのでそこを開けると中に入っています。
参考サイト→http://www.kokuyo-st.co.jp/solution/bousai/rescue/elevator.html
主に簡易トイレや懐中電灯、情報が拾えるようにラジオが入ってたりもします。
実際これらの防災グッズがあるだけで大分違うと思います。
特に規模の大きい災害の場合外部の情報は重要になりますので、ラジオは重宝するでしょう。
もしエレベーター内に備え付けの防災グッズがある様であれば活用にしましょう。
真に防災と言う意味では普段使っているエレベーターであればあらかじめ確認しておくのも良いかもしれません。
防災に関しては、準備しすぎて困ると言う事も無いので、普段から意識を向けておくようにしましょう。