地震は昼間に来るとは限らない
主に地震に関する防災の情報になりますが、今回は寝室にあらかじめ準備しておいた方が良いとされている物を幾つか紹介してみます。
何故地震で寝室なのかと言う事に疑問を持つ人も居るかもしれませんが、これは1995年の1月17日に起きた阪神淡路大震災の際に注目された防災の話です。
他の大きな震災である関東大震災や、東日本大震災に比べると阪神淡路大震災は夜間に起きた地震です。
厳密には朝方と言った方が良いかもしれませが、大半の人はまだ布団やベッドの中にいた状態でした。
関東大震災は昼、東日本大震災は昼過ぎと人は活動していた時間でしたから、そのまま寝室に居た状態で被災した人は少ないかもしれません。
夜間の地震ともなると昼間とは違い、先ず行動するために置いておきたいアイテムが幾つかありますね。
ガラスや破片から足を守る物を常備すべき
ズバリ防災のために寝室に置いておくアイテムとは靴です。
それも、万が一の際には行動力に制限がかからないためにスニーカーが望ましいでしょう。
大きな地震が起きた際には家具も倒壊したり、家中にガラスや食器の破片が散乱する事が想定されます。
もし地震の影響で一時的に電気もストップしていたら、夜目が効くまでに足元の安全を確保する事が困難になります。
大きな破片で足の裏をザックリなんて事があれば避難にも影響が出ますし、機動力は著しくダウンしますね。
結果二次災害に繫がる可能性も高く、周りの人を助けに行く事も出来なくなってしまいます。
その点を考慮すると、ある程度靴底の厚いスニーカーを普段より寝室に置いておく事で、回避できます。
出来れば新品の物でなくある程度履き古した物の方が良いでしょう。
防災の観点で大事なのは、地震が起きた際に先ず機動力を確保する事ですから、新品で足にフィットしていない物よりもある程度楽に履けてすぐに動ける物を選んでおくべきです。
スニーカーの代用品でもとりあえず可
寝室にスニーカーを置いておく事が難しいのであればそこはスリッパや靴下でも代用は効くと言えるでしょう。
しかし、どちらもスニーカーと比べると足に傷を負う可能性と言うのは非常に高くなると言えます。
スリッパでも様々な物が売られていますから、厚手の物や足の先全体を覆う様な形状であればまだ良いでしょう。
靴下も可能な限り厚手の物の方が良いです。
破片を踏んでも怪我をしないための対策ですから、靴下では若干心もと無いとも言えますが、一旦応急処置的な物として、玄関に行って直ぐにスニーカーに履き替えるまでのつなぎと言う感覚でも良いかもしれません。
実際、阪神淡路大震災では破片で足を怪我した日人も多く、スニーカーの有無が防災対応の中で声高になった物でもあります。
普段から寝室の片隅にでも専用の物を一足おいておくだけでも大分違うと言う事です。