防災を進めておく事でどこまで災害を抑えられるか
天災は忘れた頃にやってきます。
地震に関しては研究も進みある程度事前に判別がつくようにもなりましたが、その他の自然災害も含め備えを施して置くことが大事です。
いざいと言う時に被害を最小限に抑えるこうした行動を防災と言いますが、何故最近になって注目を集めているのでしょうか。
東日本大震災を受けて意識が変わった
今から4年前になりますが2011年の3月11日に東日本大震災が起きました。
15時前に起きた地震と言う事もあり、テレビやネットですぐに情報収集した人が多かったと思いますが、特に津波の映像はショッキングな物でした。
阪神淡路大震災以来の大規模な災害被害と言う事もあり、連日メディアでもニュースを報道していましたが、注目点として大きかったのは震源地があった東北だけでなく関東圏でも実害があった事です。
代表的な所では「帰宅難民」です。
都内近郊の電車交通網は麻痺して、帰るに帰れないと言う人が沢山いました。
3月と言う事で決して温暖では無い気候の中、不安と共に一夜を屋外で明かす人が多かったわけです。
その後の報道を見て、マグニチュードや震度を知るとやはり災害は怖い物だと思い返す事になりました。
この様に、テレビや雑誌で得られる情報だけでなく実害を体験した人が全国的に見て多かった結果、改めて災害への恐怖と防災に対する重要性が増しました。
3.11の後日も暫く量販店に物資が届かないとか、計画的停電が実施された事もあり防災に対する意識が変わった事が挙げられます。
いかに事前の備えが大事かと言う所で防災が注目される事になった理由の1番だと思います。
必ず来ると言われている南海トラフと首都直下型地震
3.11の後、現在に至るまで様々な所で耳にする様になったのがこの二つの地震に関してです。
必ず来るとも言われていて、その研究や予知に至るまで様々な意見がありますが、地震大国日本に住んでいる以上は避けられない事なのかもしれませんね。
仮に必ず来るのであれば何かしらの対策を施して置くべきです。
一つ目の理由に挙げた東日本大震災が4年前の事ですから、人々の記憶の中からそれを拭うにはまだ時間が足りません。
一説には3.11の時よりも規模の大きい地震が来るとか、予想される被害は32万人にも及ぶとか怖い情報が並びますが、ここまで情報が多岐に渡って発信されているとさすがに焦ってきます。
現在防災グッズが軒並み売れているのもこうした背景があります。
簡易トイレや充電式ラジオ等は有事の際持っていれば非常に重宝するのは間違いありません。
「備えあれば憂いなし」に意識が行くと、この辺も含めて準備しておくことが大事です。
防災に関する情報も色々な所で発信されるようになりました。
インターネットの普及も大きいですが、今は個人毎で欲しい情報を検索して得れる時代です。
周りの人が防災を進めていて、自分だけ何もしていないと言う状況のまま大規模な震災を待つのはやはり不安が大きいと言う事だと思います。
有益な防災情報が増えて来た
上記でもインターネットの普及に~と言う事を書きましたがこれに繫がります。
一昔前と比べて現在は防災に関する有益な情報が非常に増えました。
震災時自分がどこにいるか、勤務先のビルなのか電車の中なのか、車の中なのか、更に言うとその時誰といるか、一人なのか。
この様に細分化したシーン毎の防災情報と言うのも探すとすぐにヒットします。
有益な情報と言うのはそれを見る人に取って知りたい内容が含まれている物です。
万が一の時はどう言う行動を取るべきか等が個人レベルで分かる時代になって来たと言う事でしょうか。
特に幼いお子様をお持ちの人に取っては減災や防災は重要な事ですから、色々な状況を想定して準備しておく事が当たり前の事になりつつあります。
ネットで防災グッズを購入すると言う事が分かりやすいと思いますが、いざと言う時に活用出来る情報は事前に持っておきたいですね。
防災が大事な理由まとめ
大まかに考えると上記3つが防災が注目される様になった物です。
それぞれが独立するのではなく、細部では全て紐づいているニュアンスですね。
又、当面の間は更に防災情報は色々な所で入手できるようになると思います。
しかし、冒頭でも書きましたが天災は忘れた頃にやってきます。
防災に対する意識が再度薄れてくるとそのタイミングで大きな災害が起こるかもしれません。
やはりこれからはいつ何時どこで何が起きてもある程度対応できる様に防災準備を進めておきましょう。