災害時にわが子を守るために
家族内に幼いお子様をお持ちの方は、自分の身の安全と同時に子供も守らなければなりません。
まだ自由に動き回れないお子様であれば、親御さんの手助けが必要になります。
大前提で自身が怪我をしない様にする必要がありますが、子供を守るための防災対策としては何があるでしょうか。
又災害後に幼い子供を連れて避難する際は、どう言った施策を取る必要があるか見て行きたいと思います。
大きな地震の際には先ず自分の安全を確保する
震度5クラスの地震が襲ってくると室内でも立っているのは非常に困難になります。
テレビやタンス等の家具も大きく動くことが想定されますし、先ずその中で考えなければならない事は自分の身の安全を確保する事です。
その後の避難も含めて考えると怪我などで自身が身動きが取れなくなってしまう事は一番避けなければなりません。
もし別室に幼い事が居たとしても、極力揺れが収まるまでは慌てずお子さんの元に向かう様にしましょう。
お子様が居る場所が家具の倒壊や物の落下などの危険性が少ないと判断出来る状況であれば完全に揺れが収まった後に向かう位でも良いと思います。
もう少し大きいお子様で、ある程度自分で考え行動が出来る場合は、なるべく普段から防災の練習をしておくのも良いです。
大きな地震が来た際にはどこに隠れるか等、遊び感覚で行っておくのも有事の際に効力を発揮します。
避難時は極力子供を抱いて移動する
避難する際は歩ける子供でも、可能な限り親が抱っこして避難する事をお勧めします。
仮に道が逃げ惑う人で沢山と言う感じだと、皆小さいお子様まで気が回らないと思います。
背も小さく、歩くスピードもお子さんではぶつかっって転んだり人ごみの呑まれてはぐれてしまう可能性がありますね。
この事からも、避難の際は親御さんが抱っこして移動するのがモアベターです。
街中を避難する際は、ガラスの破片や看板の落下物などにも気を付ける必要があります。
親ごさんは気を付けなければならない箇所が沢山ありますが、細かい部分にも気を配って避難所まを目指しましょう。
お子様用のヘルメットがあればそれは被せてあげましょう。
自転車用の物でも良いですし、落下物などから頭部を守るために活用するのも手です。
ベビーカーは避難に使用しない
一見子供を乗せて移動できるベビーカーは機動力がありそうですが、避難の際は瓦礫などがあると通行できません。
マンション等ではエレベーターは使用しない方が良いので、そうなると非常階段を下りる事になりますがそこでもネックとなってしまいますね。
この様に災害時の避難はベビーカーはそれ自体が障壁になってしまうシーンが多くあります。
ですので有効なのは抱っこ紐や、おんぶ用の締具等になります。
上記の「避難時は極力子供は抱いて移動する」と繫がりますが、基本は抱いて避難すると覚えておきましょう。
自然災害に対して人間単体では非常に無力です。
それが小さいお子様になると尚更です。
ですので、やはり親の方が率先して守ってあげる事が必要になります。
有事の際はこの点を踏まえて、子供の安全も確保してあげましょう。
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