地震の前触れと言われている月の現象
一昔前から言われている現象で月が赤くなるとその後に地震が来ると言われています。
数ある地震予知の通説の中の一つですね。
東日本大震災の前日にも見られたと言う話もあり、当時のツイッターにもその写真が載っていたりします。
画像で見ると実際にどの程度赤いのか判別がつきませんが、これが本当なら今後の防災にも役立つ事になります。
他の前兆現象説と比較しても割とメジャーな説だと思いますが、果たして月が赤くなるのは本当に地震の前兆なんでしょうか。
月が赤く見えるのはどう言った理由か
科学的に言われているのは、月がまだ地表に近い時や大気中の水蒸気が関係しているようです。
赤く見えたと言う事の他にも、大きく見えたと言う話もありますが錯覚が作用したり、高層ビル等と比較していつもより大きく見えると言う説があります。
何とも言えない話ですが、地表近くに暖かい空気が貯まっていたとするとその空気を通して一種の屈折現象の様な物が発生するのかもしれません。
要はレンズを通して見ているのと似た感覚です。
赤く見えるのもこの湿った空気の中の水蒸気に反応して、特定の色の波だけ多く見えるからと言われています。
科学的な側面からもこの様な説が出ていたのは調べるまで知りませんでしたが、結果的にこれは地震の前兆として正確性が高いと見ても良いのでしょうか。
完全には無視できない現象
東日本大震災の時だけでなく他の大地震の際にも同じ様に確認されていたら信憑性は高くなると思いますが、思った程観測はされていない様です。
一時阪神淡路大震災の前にも赤い月が観測されたと言う事で画像も公開されていたみたいですが、これは後に捏造だった事が判明しています。
ではこの怪しい現象が完全に地震に関係が無いかと言うとそうでもなく、仮に断層から発生するエネルギーが何らかの形で大気に影響を与えていたらそれこそ赤く月が赤く見える現象もありそうです。
現在でも明確な科学的根拠などは判明していませんが、今後月が赤く大きく見えたら注意して見ると言う感覚で良いのかもしれません。
際立ってこの様に見える場合はツイッターなどのSNSでも画像が拡散されたりするので、ネットの情報を追うのも良いと思います。
海岸に打ち上げられたイルカのニュースと同じで、時たま赤い月はネットニュースで配信もされますから、割と認知された説なんだと思います。