地域の防災活動を担う担当資格防災士
防災士と言うのは主に地域の防災を始め、国や自治体だけでは手を付けられない部分を率先して担当する物です。
→災害の多い日本で今必要とされる防災士の資格
何でも昨年の11月時点で全国の防災士資格登録者が10万人に達したとの事。
それを受けて1日、都内で大会が開かれ河野太郎防災担当相も「災害時は国や自治体だけではやっていけない。防災士には地域や職場を守る核となってほしい」と挨拶しました。
元々防災士の資格が誕生したきっかけは阪神淡路大震災ですが、実質スタートしたのは2003年の事になります。
基本的に講習を受けた人を認証し、その数を今日まで増やして来た形になります。
平時は避難訓練の指導にあたったり、有事の際には避難所の管理や運営に従事する事で物事を円滑に進める事が期待されているのが防災士です。
今後の防災に対応するために必要な事は
現在でも今後起きそうな大きな災害に首都直下型地震や南海トラフ大地震の危険性が言われています。
又地震以外の自然災害に目を向けても「いつ起こるか分からない」と言う事が大きな要因ですね。
災害時に起きる事象をあらかじめピンポイントで予測する事はほぼ不可能に近く、自分の身の回りではどう言った事態になるのかは予想の範疇でしかありません。
小さな被害であれば問題は無いですが、大きな被害を蒙った際に迅速に的確に動けるかと言うと思った以上に難易度が高い物です。
そこに対して大多数の人をけん引し、まとめる存在になるべく普段から防災の準備を率先して行うのが防災士と思ってもらうと良いと思います。
大事な事は防災自体に興味を持って、自発的に諸々の防災に対する施策を吸収する事ですね。
今回の防災士10万人を突破と言うニュースも、それだけ防災が浸透してきた事の裏返しともいえます。