背負えるリュックか容量の多いスーツケースか
あらゆる災害に備えて事前に防災グッズを用意しておくことを推奨してきましたが、ふとした質問で「リュックサックとスーツケース」どちらが良いかと言う物がありました。
サイズにもよりますが一般的にスーツケースだとリュックよりも色々な物を入れておく事が出来ると思います。
世の中には大きいリュックもあるし、小さいスーツケースもあるので一概には言えませんが、単純なイメージとしてはほスーツケースの方が大容量と言えます。
有事の際に、どちらに防災グッズを入れておく方が良いのでしょうか。
一長一短ある
以前聞いた話では、アメリカでは事前の防災グッズは大体スーツケースに入れておくそうです。
文化の違いも関係していると思いますが、これは地震などで家が崩れた後でもスーツケースなら頑丈なので取り出して使用できそうと言う発想があるようです。
対して日本では殆どの方がリュックザックに防災グッズを入れておく事が多いんではないでしょうか。
容量の差こそあれど緊急時にスッと取り出せる物はリュックの方が優れていると言えるでしょう。
又各家庭の家族構成に起因する部分も大きそうです。
幼いお子様がいらっしゃる家庭では、防災グッズの中身もそれなりになると言われています。
食品、飲料水等生活必需品にプラスしてお子様用のグッズも入れておく必要があるからです。
その時点では容量が多いスーツケースの方が有利になると言えますが、持ち運びに関してはリュックの方が良さそうですね。
スーツケースを持って移動するのは難しい?
一見キャスターが付いているスーツケースなら持ち運びも少ない労力で行えそうな気はしますが、瓦礫の中や悪路を歩く際は適していません。
震災であれば避難した際は道も悪くなっている可能性があります。
火災であってもスピーディーに避難する事が望ましいですから、最悪の場合遅くなってしまうと火に呑まれてしまう可能性もあります。
機動力と言う点では大きくリュックに水をあけられていると言わざるを得ないですね。
個人的にはこの点は非常に大きく、やはり推奨するのはリュックの方だと思います。
容量の問題も、探せば大きめのリュックを購入する事は出来そうです。
普段置いておく場所も気を使って、すぐに持ち出す事が出来る所を選定しておくことが重要です。
万が一家屋が倒壊し、取り出せないと言う事にならないようにしておく。
この2点を考慮した上で防災グッズの準備を進めるとなると、リュックサックの方に軍配が上がるのではないでしょうか。