避難生活で体調を崩さないために意識する事
日常の生活とは違い避難所での生活は心身共に疲弊する事が多いでしょう。
慣れるまでは一定の時間を要しますし、今後の不安も付きまといます。
しかし、ゆくゆく避難所での生活を終えて元の生活に近づけて行くためにはまず健康に留意する事が不可欠です。
気を病むと書いて病気ですから、感染症なども含め常に体調は万全にしておくことが大事です。
食中毒に対するケア
食中毒は夏場だけ発生する物ではありません。
食材が新鮮で無かったりすると冬場でも起こり得る物です。
一般的な食中毒への予防としてはやはり食事の前に手洗いをする事です。
極力口から菌が入る事を抑えるとなると、手に着いた汚れも気を付ける必要がありますね。
もし水が確保できない状況であれば可能な限り別の方法で対応する方が良いと思います。
ウェットティッシュで手を簡単に拭くだけでも違います。
又、食器に関してもケアが必要になります。
これは、同じく水が使えない状況であれば食器の上にラップを引いてそこに食事を載せる事で対処できます。
炊き出しの際に気を付ける事
上記の食中毒を受けて、炊き出しの際にも気を配りましょう。
これは主に避難者と言うよりもボランティアなどの料理を作る側に求められる事だと思いますが、多数の人の口に入る物を作っていると言う認識を持つことが大事です。
一度地面に落ちた食材は再度洗って使用するか、場合によっては諦める事も大事です。
これも一般的な事ですが、調理の前はしっかりと手洗いうがいをし、細菌等が食材に付着しないようにします。
出来れば石鹸を使用してきっちり手を洗っておきたい所ですね。なければアルコールの消毒液でも良いです。
調理する側の人の中でも面倒だからと一人でもないがしろにしてしまうと、その後万が一があるかもしれません。
皆で共通の意識を持つこともあらかじめ促しておきましょう。
夏場は熱中症に気を付ける
熱中症は主に夏場に起こる物です。
近年では震災とは別に真夏になるとニュースでも報道されていると思います。
特に高齢の方や幼い方は症状が悪化するまでの対処が遅れると言う事もあり、元よりケアして置くことが必要です。
なるべく通気性の高い様な衣服を着用するようにしておきましょう。
高齢者や子供は喉の渇きをあまり感じる間も無く熱中症になるケースも多いです。
気温が高い日は前もって水分補給を行う事と、その他は塩分接種が望ましいです。
過度の塩分取りすぎも逆効果になりますが、お菓子等の簡単な物でも構いませんので少し食べておくと効果があります。
避難所では多数の人が生活している
避難所での生活の中では他人から感染して体調を崩すと言う可能性も高くなります。
自分個人で体調管理を最大限行っておくようにし、極力健やかな状態で避難生活が行る様にしましょう。