内閣 防災4.0遂行作戦でハッカソンを募集
内閣府が、なんかかっこいいHPを公開
防災4.0ってなに?
正式名称は”「防災4.0」未来構想プロジェクト”。
地球温暖化に伴う気候変動に関する科学的知見を踏まえ、今後激甚化が予想される災害の様相を示すとともに、これから必要な「災害リスクへの備え」について検討し、提言を行うため開始されたものです。
1959 年の伊勢湾台風、1995 年の阪神・淡路大震災、そして2011 年の東日本大震災…
大災害の度ごとに講じられてきた措置を、それぞれ「防災1.0」「防災2.0」「防災3.0」と定義しています。
これからの災害は、気候変動によって大災害になることが予想されています。
”行政だけではなく個人でも災害による危険とどう向き合うかを考え、備える機会を設けたい”、”あらたな防災・減災対策の方向性を打ち出したい”という決意を込めて、プロジェクトの名称が「防災4.0」となったそうです。
民間企業、市民の参加を募集!
民間企業による「防災関連事業アイデア」募集中!
”防災4.0”では災害発生→復興までの多くのフェーズで生じる課題を、ICT技術( 情報・通信に関する技術)を用いて解決する「防災関連事業アイデア」を募集しています。
提案事業については、書面による審査→非公開による内閣府防災とのヒアリング→事業検討の場に参加する可能性も…?となっています。
一つ注意点があり、このアイディア募集はコンテストでは無いため、表彰や賞品等の授与を予定していないそうです。
防災4.0ハッカソン
今までの災害からの教訓として、市民団体を中心にICT技術で災害時の課題を解決する動きが活発化しています。
こうした流れの中で培われてきた技術の最新情報をインプットした上で、ひとりひとりが「自分ごと」として「自分に合った防災」を考え・創るハッカソンです。
普段公開されていない様々なデータや、最新技術のAPI、SDK、ガジェット等が多数今回のイベント限定で公開・提供されるそうです。
現在キャンセル待ちとなっている、かなり人気のイベントとなっています。
ハッカソン
ソフトウェア開発分野のプログラマやグラフィックデザイナー、ユーザインタフェース設計者、プロジェクトマネージャらが集中的に作業をするソフトウェア関連プロジェクトのイベントのことです。
API
アプリケーションプログラムインターフェイスの略語で、プログラミングの際に使用できる命令や規約、関数等の集合の事を指します。
ソフトウェア開発の際、いちから全てを作るより、APIを利用すればもともとあるプログラムを呼び出して、その機能を組み込んだソフトウェアを開発することができます。
SDK
Software Development Kitの略語で、一般に特定のソフトウェアパッケージ・フレームワーク、ハードウェアプラットフォーム、コンピュータシステム、ゲーム機、オペレーティングシステムなどのためのアプリケーションを作成するためにソフトウェア技術者が使用する開発ツールのセットを意味します。
これからは市民レベルの防災も求められている。
行政による、国民一人一人への細かなケアというのは難しく、今回の防災4.0の様に民間や個人による防災も必要と考えられています。
日々の暮らしの中で、もし突然災害が発生したときに何が必要か?何をするべきか?を考えてみる良い機会かもしれませんね。
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