発展途上国が上位を占め さらなる問題点もあり
日本列島は4枚のプレートの境界に位置していることから、地震が多い国であることは間違いないでしょう。では実際には世界の中で何番目くらいに地震が多いのでしょうか。
海外サイトinsidermonkeyが「地震の多い国ランキング」を公開しています。ランキングと近年にその国で起こった地震を紹介します。
参照:http://www.insidermonkey.com/
1位 インドネシア
歴史上2番目に規模が大きかったスマトラ島沖地震(M9.3)が2004年12月26日にありました。死者は22万人にものぼります。
2位 日本
2011年3月11日に大きな被害を生んだ東日本大震災(M9.0)がありました。死者は15,894人です。
3位 ネパール
2015年4月25日にネパール地震(M7.8)がありました。死者は8,964人です。
4位 インド
2001年1月26日にインド西部地震(M7.7)がありました。死者は2万人です。
5位 エクアドル
2016年4月16日にエクアドル地震(M7.8)がありました。死者は654人です。
6位 フィリピン
1976年8月17日ミンダナオ地震(M7.8)がありました。死者は3,564人です。
7位 メキシコ
1985年9月19日にメキシコ地震(M8.0)がありました。死者は9,500人以上です。
8位 トンガ
2006年5月3日にトンガ地震(M8.0)がありました。
9位 中国
1976年7月28日に20世紀最大の地震被害・唐山地震(M7.5)がありました。アメリカの地質調査所の推計では死者は65.5万人です。
10位 イラン
2003年12月26日にバム地震(M6.6)がありました。死者は26,271人です。
いかがでしたか?地震を含め自然災害が多い国は発展途上国が上位に入っています。発展途上国は自然災害が多いのに、災害に対して脆弱であり、災害の被害だけではなくその後さらに貧困に連鎖する心配があります。例えばインフラが整備されていない農村地帯の人まで支援の手が届かず生活が破たんしてしまったり、災害によって空き巣や強盗、誘拐や人身売買などの犯罪が横行する現象が起こっています。今後も取り組まなければならない課題が山積みと言えるでしょう。
日本は世界で地震の多い国第2位にランキングしました。今後も30年以内に60~70%の確率で大地震が必ずくると予想され、南海トラフ地震や首都直下型地震の心配がされています。東日本大震災後に防災に対する意識が高くなりつつありますが、いつかやってくる大地震に対していつも備える意識を持ち続けていきたいと思います。
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