ウェットティッシュは防災グッズのマストアイテム
ドライシャンプーと呼ばれる商品があります。ドライシャンプーはもともと髪を水(お湯)で洗い流す必要が全くない簡易シャンプーのことを指します。この商品はもともと病気や多忙で入浴できない(入浴する時間を取れない)人向けに開発されたアイテムですが、発売以降は一切水を使わないというユニークな発想と機能がまさに災害による断水時に使えるという理由で、近年は防災グッズとして注目されてきました。
地震が多い日本で災害に見舞われた被災地では避難生活を余儀なくさます。避難所ではライフラインが止まってしまい制限されることが多いですが、中でも断水によって髪が洗えないことがとてもストレスになっているという話があります。
事前にドライシャンプーを備蓄していたら使うことができますが、ない場合はどうしたらいいのでしょうか。
水が少しだけでも使える状況なら
お湯が使えると皮脂汚れまで落ちていいのですが、お湯を用意することが難しいと思います。そんな時は少量の水でも構いません。
ただ水だと泡立ちが悪いので、事前にしっかりとブラッシングを行って下さい。ブラッシングは髪に付着したゴミやほこりをしっかり取ることができます。
洗う時も工夫が必要です。水をたくさん使うことができないので、泡立てるときは手元で少しの水とシャンプーでしっかり泡立て、数か所に少量ずつ直接泡をつけて頭皮をもみ洗いしていきます。
すすぐときは水の量を少なくするために、あらかじめ濡れタオルなので地肌についた泡をふき取ってからすすぎに入りましょう。髪ではなく頭皮を中心にすすぐと、水を多く使わなくて済みます。
水ですすぐ時は冷たいのでさっさと流しがちですが、泡が残らないようにしっかりと洗い流しましょう。泡が残ると頭皮の皮膚トラブルを起こしやすく、治療が難しい状況のため避けたいところです。
水がほとんど使えない状況なら
水がほとんど使えないなら、濡れタオルかウェットティッシュを使いましょう。この場合もあらかじめしっかりブラッシングを行い、髪に付着したゴミやホコリを取っておきます。
髪を少しずつブロックを取りながらわけて、頭皮の見えるところをぬれタオルかウェットティッシュで少しずつ拭いていきます。特にウェットティッシュがアルコールタイプの場合、頭皮がすっきりして気持ちがいいはずです。
また、おでこの生え際や頭頂部な皮脂分泌がさかんなので、しっかり拭いておくといいようです。
アルコールタイプのウェットティッシュは洗髪だけでなく、体を拭いて清潔を保ったりと色々な場面で活用できますので、防災グッズとして用意しておきましょう。
ドライシャンプーの人気商品です↓
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2017年 1月 20日トラックバック:これだけは押さえておいて!災害時の美容 | 防災データベース
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