一人暮らしでの防災もあらかじめ進めておく
主に20代の男女を中心に一人暮らしをしている人が増えています。
進学のために地方から上京してきた人や、就職に伴って一人暮らしを始める人が多いと思いますが、とあるデータによると一人暮らしの男女で防災対策を進めてる人は少ないとの事です。
個人的に思うのは、一人であるからこそ有事の際にも効率良く様々な事柄に対応できると思っている人が多いのではないでしょうか。
確かに、食料にしても生活必需品にしても自分の分だけ賄えれば事は足りてしまいます。
その点家族がある方は全員分の物資が必要になるので、防災グッズの準備を進めておくにしても時間も労力もかかるのは確かだと思います。
災害が不意に襲ってきた際に、これらの点以外にもあらかじめ行っておいた方が良い事は沢山ありますね。
それは一人暮らしでも何ら変わらず、可能であれば一人暮らしの方でも事前に防災対策を施しておきましょう。
家具類の転倒防止措置を
一人暮らしであれば大型の家具などもあまり無く、この辺の防災は状況に応じてと言う事にもなりますが、それでも多少は部屋の家具類の転倒を防止しておくようにしましょう。
震度が大きくなるとレンジやテレビなども中を舞い、怪我の原因になります。
100均でも売っている「転倒防止用品」を購入し、該当する家具には設置しておきたい所です。
又、寝具の周りの家具の配置も気にしてみましょう。
もし深夜などの寝ている時に大型の地震が来ると、その家具の倒壊などにより危険が増します。
出来ればベッドや布団の傍に家具が倒れ込まない、もしくはぶつからない様な配置を意識した方が良いと思います。
避難経路の確保をしておく
概ね一人暮らしだと間取りも1Kで6畳前後が一般的ではないかと思います。
住んでいる地域や家賃の兼ね合いもありますが、得てして部屋の中に物が増えるのが一人暮らしです。
特に普段の生活に支障が無い事が殆どだと思いますが、震災時にそれらが出口等を塞いでしまう事を避ける様にしておきましょう。
先の家具の配置と繫がりますが、転倒してドアを塞いでしまう事が無いようにする必要があると言う事です。
これは玄関も含め避難経路の確保になりますが、地味に怖いのがトイレに閉じ込められてしまう事ですね。
中から外に開けるタイプのドアで、その先の廊下などにちょっとした大きさの物が置いてあったりした場合は要注意です。
転倒してドアを支えてしまうと、それだけで閉じ込められてしまいます。
極力出口に通じる通路には物を置かないようにしましょう。
その他一人暮らしの防災で注意しておきたい事
他には細かいけど重要な事柄が幾つかあります。
下記に列挙してみます。
- 消火器の点検
- 引き戸などのストッパー設置
- カーテンや窓ガラス飛散防止フィルムの設置
大まかな所ではこれだけの防災対策がありますね。
どれも有事の際に怪我を負わないための施策とも言えます。
併せて防災グッズの準備も進めて、非常持ち出し袋や緊急連絡先や避難場所の確認を行っておきましょう。
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