水を使用しないで火災現場で活躍する消防車
消防車開発メーカーのモリタが開発した、水を使用しないで消火活動に従事できる次世代消防車が注目を集めています。
特にその技術が中国で話題になっていて、中国版ツイッターとも言えるウェイボーで投稿されるや否や瞬く間に拡散されて話題になりました。
下記がその消防車「ハボットミニ」の技術が分かる動画です。
最初に投稿された日時は12月19日の事で、ハイテクな部分と画期的だと言う事に大きく注目が集まっているようです。
感想としては、
「これはすごい!」
「なんてハイテクな消防車なんだ」
「科学技術は消防の方法までも変えるのか」「ものすごい技術だ。クリエイティブすぎる」
「科学技術革新だ。われわれもよく注目しないと」
「ハイテクノロジーだなあ。節水にもなってとてもいい」「これで給水問題が解決できるな」
「消防に注目するなら科学技術を学ばないとなんだな」
「救援設備も科学技術の進歩にしっかりとついていかないと」出典:ライブドアニュース
上記の様なコメントが多く寄せられています。
水を使用しない事で活躍できる場がある
何でもこのシステム自体は元々博物館などで使用されて来たようですね。
確かに、高価な絵画が並んでいる博物館などでは水を放射して消火すると言う事は難しいと思います。
絵画を始めとした美術品が水で台無しになってしまうからですね。
歴史がある美術品でも、結果的に水を使用して消火に当たれないと言う事になります。
そう言った状況でも今回紹介するハボットミニであれば十分に活躍できると言う事です。
似たような所では原発関係の施設での消火にも効力を発揮すると見られていますね。
水や消火剤の代わりに何をもって消火に当たるか
簡単に説明すると、水などの代わりに火災現場に存在する窒素濃度の高い期待を利用して火を消します。
一般的に消火活動に当たると思われる消防車に搭載されたのも今回が初めてですが、動画の中でも確かにろうそくの火が消えて行くのが見て取れます。
ハボットミニの本体側面にある穴から空気を取り込み、内部で窒素濃度の高い気体を作り出します。
その後ホースを通して火気を消して行きます。
窒素と言う事で人体への影響も心配になる所ですが、現在では大きな問題は無いと言う事です。
デザイン面で言っても近未来感のあるフォルムとデザインが高いクオリティを感じさせてくれますね。
この様に注目を集めている水を使わない消防車ハボットミニですが、今後普及すれば災害に対しても大きな効力を発揮してくれそうな印象は受けます。
流通して一般的になるまでには時間もかかりそうですが、今後の動向に注目ですね。
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